第2回「ThinkPad T500/400/400s」はこちら

連載の第1回第2回では、ノートブックであるThinkPadを紹介した。今回は、もうひとつの"Think"、デスクトップの「ThinkCentre」について紹介しておきたい。"Think"ブランドの製品らしい、理由のある設計デザインが、ビジネスでの優位性を実現してくれる。

今回は"Think"のデスクトップ、「ThinkCentre」に注目

シリーズラインナップは大きくわけて2通り

ThinkCentreの現行ラインナップは、大きくわけて2シリーズ。SOHO~中小企業向けにデザインされ、性能のバランスが良い「Aシリーズ」。そして、中規模~大規模企業向けに、ビジネスに必要なパワーと生産性を備え。総コストを削減する管理ツールなども充実した「Mシリーズ」だ。

どちらのシリーズも、ThinkCentreのブランドのもと、ビジネスにかかせないセキュリティ機能や、コスト効率に優れたパフォーマンスなど、最新かつ必要最低限の機能群はしっかり搭載されている。シリーズ間の主な違いとしては、大規模ビジネスで実力を発揮する、高いセキュリティーや運用管理、高い処理能力と優れた電力効率を可能にした「Intel vPro Technology」搭載の有無や、超小型きょう体を実現する「Ultra-small form factor」への対応などがあげられる。

ツールレスで簡単にメンテナンスできるあたりは"Think"だからこそ

ハードウェア面での共通の特徴としては、個人レベルでもメモリの増設やHDDの交換などがスムーズに行える、メンテナンス作業に特別な工具を必要としないツールレスなきょう体デザインや、ThinkPadで培ったエアフロー技術を採用した、システムの安定稼働に寄与する効率的な冷却機構などがあげられる。ThinkPadで実績のある「ThinkVantageデザイン」のポリシーにより設計デザインされ、電圧、衝撃、振動、ドロップの厳密なテストを経て出荷されているため、ハードウェア面の信頼性は言うまでもなく非常に高い。

写真は「ThinkCentre A58 Tower」。Aシリーズのミドルタワー

スリム型の「ThinkCentre A58 Small」なら机を広く使える

もちろん、購入時の仕様カスタマイズの豊富さも共通の特徴で、パフォーマンス/作業効率に影響する内部パーツのみならず、どちらもきょう体レベルから選択することが可能となっており、Aシリーズであればパワフルなミドルタワー型から、省スペースなスリム型まで。Mシリーズではさらに、前述のUltra-small form factorによる超小型きょう体までを導入可能となっている。

こちらは「ThinkCentre M58e Tower」。Mシリーズのミドルタワー

スリム型の「ThinkCentre M58e Small」

超小型の「ThinkCentre M58/M58p Eco Ultra Small」

Ultra-small form factor採用で異例の高性能かつ小型なサイズを実現している

強固なセキュリティ、管理の容易さが最大のポイント

ビジネスでは大きなポイントであるセキュリティ関連の機能や、管理の容易さについては特に手厚い。セキュリティ機能については「ThinkVantage Client Securityソリューション」の搭載により、一段高いレベルでハードウェア/ソフトウェアを統合的にコントロールしており、USBポートの有効・無効の設定や、外部からの侵入の検知機能を含むセキュリティ機能、指紋センサー付きキーボードとの連動などを実現している。また、貴重なPCのデータに関しては、ThinkPadと同様に、クライアントレベルでも、ThinkVantage Technologiesの「Rescue and Recovery」機能でこれを保護することが可能だ。

加えて、中規模~大規模企業向けのMシリーズであれば、PCのセットアップや、維持、アップデートに役立つ「ThinkVantage プロダクティビティー・センター」とあわせて、「Intel vPro Technology」との連携により、管理コストをさらに大きく削減することができる。同技術を活用することで、企業内のIT管理者は、仮にそのクライアントPCから離れた場所に居たとしても、ネットワークを通してPCを監視し、診断して、修理することも可能となっているのだ。ThinkCentre Mシリーズで採用する最新のIntel vPro Technologyでは、オペレーティングシステムがパワー・オフ状態であってもこれらの作業を実施できるので、余程のトラブルでなければ、ほとんどがリモートで解決できてしまうという容易さである。

「Intel vPro Technology」との連携で、IT管理者はクライアントを一元管理。リモートでのBIOS設定なども簡単に実行できる

導入時のコストパフォーマンスが優れているだけではなく、「ThinkVantageデザイン」によって、製品の高いクオリティが担保され、導入後のコストパフォーマンスにも優れているのが「ThinkCentre」だ。あらゆる面で、モバイル分野で既に定評のある「ThinkPad」と同じ哲学が活かされており、現場での実績に裏打ちされた実力が期待できる。ビジネスの効率化ツールとして、有力な選択肢になり得るだろう。

主な仕様(スタンダードパッケージ)
[プロセッサー]インテル(R) Core(TM)2 Duo プロセッサー  E8400 (3.00GHz 1333MHz 6MBL2) [初期導入OS]Windows Vista Home Basic 正規版 日本語 [グラフィック]内蔵ビデオ インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター 4500 [メモリー]1GBx1 PC3-8500 DDR3 [ハード・ディスク・ドライブ]160GB 7200rpm SATA [オプティカル・ドライブ]DVD-ROM [WEB直販価格] 99,960円(2009年8月24日現在)

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