ファンの光は何のために? ファンコンをチェック!
ケースを中心に「G-Master Revo2」を見てきたが、赤く光るファンに驚いた人も多いだろう。このハデさはゲーマーモデルっぽさを演出してくれるが、人によっては目にうるさいと感じる人もいるはず。しかし実はこのLED、明るさがファンの速度に連動しているため、ファンの速度を視覚的に知る指針ともなるのだ。もちろんフロントに取り付けられたファンコントローラーに表示される数値でもわかることなのだが、細かい数値まで見ていられないゲーム中などはありがたいだろう。また、ファンコントローラーを目いっぱい絞れば、ファンはOFFになる。この際はLEDも消灯する。しかし熱暴走の危険を孕むので、ゆるやかにでもファンは回しておくことをお勧めする。5インチベイに設置されているファンコントローラーで操作できるのは、フロントのファン2基、CPUファン、リアファンの4箇所だ。BTOでLEDをブルーに変更したり、LED無しのファンを選択したりも出来るので、好みに合わせて選ぶといいだろう。
ファンをすべて最高速度で回した状態。LEDももっとも明るくなる。非常によく冷えるが、音が気になりそうだ | ファンをOFF寸前まで絞った状態。よほど静かな場所でなければ、ほぼ無音といっていい状態になる |
ファンを最高速度で回した場合、内部のLEDはこれくらいの明るさになる | ファンをOFF寸前まで絞った状態では、LEDの明るさはこの程度 |
ケーブルが多くなるファンコントローラーへの配線は、まとめてケースの右側面に逃がされている |
「P45 Express」を中心とした最新の高品質パーツを搭載
実際に使用されているパーツを見ていこう。マザーボードには、インテルの最新チップセット「P45 Express」を搭載した「GA-EP45-DS3」が採用されている。BTO PCにありがちな、廉価版を使用していないところに好感が持てる。CPUには、3GHzのクロック周波数を誇るデュアルコアCPU「Core 2 Duo E8400」を搭載。クロック周波数が重要になるゲームはまだまだ多いので、ゲーマー向きの選択といえるだろう。メモリはDDR2-800 1GBをデュアルチャネル構成で2枚、計2GBだ。そして3Dゲームをプレイするに当たって重要になるグラフィックカードは、NVIDIAのGeForce 9600GT 512MB。ミドルレンジの定番ともいえるこのカードは、消費電力とパフォーマンスを両立させ、非常に使いやすく安定している。さらに、電源もしっかりした製品を採用しているのが嬉しい。ENERMAXの600Wを標準としており、電源の容量や質で悩むことなく、安定した動作が期待できそうだ。非常にバランスの良い構成となっているが、もっと高いパフォーマンスを得たい場合は、BTOでカスタマイズを行おう。クアッドコアCPUや、今話題のATI製グラフィックカードを選択することも可能だ。
PCの寿命や安定性に大きく関る電源には、高品質の製品を採用。容量も600Wあり、電力不足で困ることも少なそうだ |
※2008年9月24日現在販売されている製品では、マザーボードはGA-EP45-DS3LRが使用されています
気になる3Dゲームでのパフォーマンスは!?
それでは、実際のゲームでのパフォーマンスをベンチマークテストで調べていってみよう。まずは定番のFuturemark「3DMark06」、解像度1280×1024のスコアだが、こちらは「10131」。デュアルコアCPUのミドルレンジ構成ながら、しっかりと1万台を超えるスコアを達成できた。引き続き、カプコンの人気タイトル3作品「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」モンスターハンター フロンティア オンライン」そして「デビル メイ クライ 4」のベンチマークを試してみよう。WUXGA(1920×1200)という高解像度では苦しい部分も見せるが、一般的な解像度では快適に遊べるスコアをたたき出すことができた。もし高解像度ディスプレイでゲームを楽しみたいときは、BTOでグラフィックカードの変更を検討するといいだろう。そして最後に、旧世代の定番ベンチマークとしてスクウェア・エニックス「FINAL FANTASY XI」の「Vana'diel Bench 3」を試そう。スコアは「9502」。こちらはすでにオーバースペック気味で、主にCPUの能力で数値が決まってしまうようだ。とはいえ、8000以上のスコアでは体感速度に違いはないだろう。ベンチマークでも外観が発するオーラに違わぬ実力を発揮してくれた。
ロストプラネット エクストリーム コンディション | ||
---|---|---|
解像度 | Snow | Cave |
1920×1200 | 33 | 49 |
1600×1200 | 39 | 56 |
1280×720 | 76 | 58 |
モンスターハンター フロンティア オンライン | |
---|---|
解像度 | Score |
1920×1200 | 3184 |
1600×1200 | 3766 |
1280×720 | 7082 |
デビルメイクライ4 | |||||
---|---|---|---|---|---|
解像度 | Stage1 | Stage2 | Stage3 | Stage4 | Score |
1900×1200 | 65.62 | 47.22 | 70.03 | 45.60 | B |
1600×1200 | 77.28 | 54.50 | 83.27 | 51.51 | A |
1280×720 | 126.97 | 90.94 | 146.65 | 77.44 | S |
ゲーマーを中心とした、スペック重視のユーザーは注目!
ただスペックの高いパーツを集めただけでなく、実際に使用する際の利便性や、確実な動作を約束する安定性までも考えられた「G-Master Revo2」。Gaming PCの名の通り、3Dゲームにおいても間違いなく高いパフォーマンスを発揮できる。赤く光るLEDが示すとおり、ゲームに燃えるゲーマーにはピッタリだろう。また、強力な冷却が行えるため、発熱の多いパーツを多用するハイエンドユーザーも安心して使用できるの一台となりそうだ。
レビュー機の構成スペック
型番 | G-Master Revo2 |
---|---|
CPU | Intel Core2 Duo E8400 [3GHz/L2 6MB/DualCore/FSB1333]E0ステッピング |
CPU-FUN | Scythe NINJA2 [SCNJ-2000] |
マザーボード | GIGABYTE GA-EP45-DS3[Intel P45chipset + ICH10] |
メモリ | 2048MB DDR2-SDRAM PC6400[1GB*2枚]【メジャーチップ・6層基盤★】 |
HDD | Western Digital WD3200AAKS-B3A[320GB 7200rpm 16MB S-ATA2] |
5インチ光学ドライブ | 【黒DVD-RAM/±R/RW;Pioneer DVR-216BK/MP+ソフト[S-ATA接続] |
ビデオカード | 【PCI-E】GeForce 9600GT 512MB [Dual DVI-I端子付] |
サウンドカード | サウンド オンボード |
LAN | GigabitLAN [1000BASE T]オンボード |
FANコントローラー | 【黒】Scythe KAZE MASTER [KM01-BK] |
ケース | 【黒】Antec Nine Hundred AB [ケースファン:レッド] |
電源 | ENARMAX STABILITY STA-600 [600W] |
キーボード | 【黒】Microsoft Digital Media Keyboard 3000(ブラック)[USB/日本語製品版] |
マウス | 【黒】Logicool SOM-20BK Optical[USB] |
OS | Microsoft Windows XP Home Edition(SP3) DSP版 |
騒音・振動吸収シート | 騒音・振動吸収シート貼付 |
参考価格 | 139,970円(※その他のオプション状況により変動します) |
※2008年9月24日現在販売されている製品では、マザーボードはGA-EP45-DS3LRが使用されています
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格については、2008/9/19現在の金額です。最新の価格についてはサイコムのサイトにてご確認ください。
(マイコミジャーナル広告企画)
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