コンパクトな省スペースやキューブ型からゲーマー向けのハイエンドモデルまで、多彩なラインナップをそろえるサイコム。主力となっているミドルタワー型の「GX」シリーズでは、標準PCケースとして「Inwin IW-C588 Silent460」を採用されていたが、今回、冷却力と使い勝手さらに静音性も増している新PCケース「Sycom SY-J624 Silent460」に刷新された。ここでは、そのPCケースの魅力について迫っていく。
高い冷却力を搭載
まず注目したいのは、冷却力だ。従来のモデルにおいてケースファンは背面1基だけだったが、新モデルでは前面と背面のそれぞれに12cm角の静音ファンを配置。前面のファンは、内蔵3.5インチベイの部分に配置されており、HDDを的確に冷やしてくれる。複数のHDDを搭載し、発熱量に悩まされていたユーザにとってはうれしい強化のハズだ。それに、左の側面パネルにはCPUに直接空気を送り込むためのパッシブダクトと、グラフィックボードなど拡張ボードに空気を送り込むための通風口があり、内部に熱がこもりにくい設計となっている。また、パッシブダクトはスライド可能なため、マザーボードによって微妙に異なるCPUの位置にも対応できる。また、PCケースを長期間使用していると内部にホコリが溜まりやすいが、それらを防ぐためにダクトと通風口の部分にはホコリの進入を防ぐフィルターが備え付けてある。
さらに、有料オプション(1980円)となるが、左側面に冷却ユニットを追加できる。これは、8cm角のファンが2基装備されたもので、おもにグラフィックボードの冷却用となっている。放熱の多い高性能グラフィックボードを搭載したいが、冷却に不安がある場合にはピッタリだ。加えて、ひとつのファンは内蔵3.5インチベイ側に向きを変えることができ、HDDの冷却用に使用してもいいだろう。
手軽に増設できる高いメンテナンス性
メンテナンスのしやすさも大きなポイントだ。両側面のパネルはドライバを使わず、ストッパーをはずすだけで開くことができる。さらに、光ドライブ、HDDの固定もレール式となっており、専用のレールを取りつけてそれぞれのベイに入れるだけで設置完了となる。内部へのアクセスから拡張まで、いっさい道具を使わずに行えるのは非常に便利だ。ちなみに、本体ドライブベイは5インチベイ4基(レール有りは2基)、3.5インチベイ2基(レール有りは1基)、3.5インチシャドウベイ5基(レール有りは1基)となっている。レールがないベイには、従来通りドライバでのネジ止めが必要とはなるが、通常の増設ならばレールがある部分だけでほとんど足りるだろう。HDDを追加したいときに、ドライバを使わず手軽に増設できるのは大きな魅力だ。
静音性にもこだわりが見える
また、今やパソコン購入における重要な要素となっている静音性を高めるための仕組みが数多く取り入れられている。前後のケースファンを固定するためのフォルダには、ファンの振動と騒音を軽減するラバークションを設置。HDDや光ドライブを固定するレーンも耐衝撃性に優れるABS樹脂と振動をカットするラバー構造を採用し、駆動時の騒音を防ぐ構造となっている。また、これは自己責任で設置できるユーザーに限定してしまうが、背面には水冷クーラーのパイプを通すための穴が用意されている。より高い冷却力と静音性が期待できる水冷システムにもチャレンジできる作りになっているのだ。
対応力バツグンの新ケース
静音性や拡張性の高さはもちろんのこと、環境に合わせて冷却ユニットを追加できる柔軟性が一番の注目ポイントだろう。サイコムのBTOでは自作パソコン並にパーツの選択肢が豊かなので、複数のHDDや高性能グラフィックボードの搭載などできるが、高い冷却性能が求めらる場合も多い。そんな時に冷却ユニットの追加で対応できるのは安心かつ魅力的と言える。今後、新ケースを使って、どのようなモデルが展開されるか楽しみだ。
(マイコミジャーナル広告企画)
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