【連載】

MS ゆりか先生が教えるWindows 10 セキュリティのアレコレ

【第9回】「Creators Update」はセキュリティもすごい(1)

[2017/04/25 14:00]垣内由梨香 ブックマーク ブックマーク

セキュリティ

日本マイクロソフト
セキュリティレスポンスチーム
セキュリティプログラムマネージャー
ゆりか先生(村木 由梨香)

2015 年、セキュリティ強化を一つの目玉として登場したWindows 10ですが、リリースから早くも2年が経過しました。そしてこの4月に公開された最新バージョン「Creators Update」では、最新の脅威に対抗するべく、さらなるセキュリティ機能を強化しています。目玉機能から隠れた新機能まで、複数回に渡ってご紹介します。

Windows Defender セキュリティセンターとは?

Windows Defender セキュリティセンターは、新しいセキュリティの管理コンソールです。ウイルスなどの悪意のあるソフトウェア(マルウェア)の対策状況や、セキュリティアップデートの適用状態など、代表的なセキュリティ設定を、わかりやすく表示します。

スタートメニューのすべてのアプリから起動するか、[設定]>[更新とセキュリティ]>[Windows Defender]の項目から起動できる

Windows Defender セキュリティ センターを起動した画面

Windows Defender セキュリティ センターでは、特に重要なセキュリティの5項目が確認できます。

ウイルスと脅威の防止

マルウェア対策製品が「正しく機能しているか」「検出されたウイルスはあるか」といった、マルウェアの脅威に関する事項が確認できます。Windows 10に標準搭載されているWindows Defenderはもちろん、その他のセキュリティ メーカーから提供されているマルウェア対策ソフトにも対応しています。

デバイスのパフォーマンスと正常性

Windowsを始めとするマイクロソフト製品のアップデートが適用されているか、バッテリーやストレージの空き容量が十分にあるかなど、システム全体のパフォーマンスに影響を与える可能性のある項目をチェックします。もし正常に機能していない場合は「初期状態に戻すための項目」にクイックアクセスできます。

ファイアウォールとネットワーク保護

Windowsファイアウォールの設定は正しく適用されているか、インターネットやWi-Fiへの接続は正常か、といったネットワーク関連のセキュリティと、トラブル情報が確認できます。

アプリとブラウザー コントロール

Webサイトを閲覧する際にフィッシングなどから守ってくれる「SmartScreen機能」の設定状況の確認などが可能です。

ファミリのオプション

お子様の年齢に合わせたWebサイトの制限や、一日の利用時間の制限といった、家族向け「ファミリー セーフティ機能」の設定・確認ができます。

実際に脅威が検出されたら?

すべての設定が「推奨されるセキュリティ設定」になっていれば、緑のチェックマークが表示されます。もしセキュリティ設定に不備があったり、脅威が検出された場合には赤いバツマークが表示され、ユーザーのアクションが必要な場合は該当するアクションを行うためのボタンが表示されます。

例えばマルウェア対策ソフトによる監視設定が無効になっている場合は、[ウイルスと脅威の防止]の項目に赤いバツマークが表示され、設定を有効にするためのボタンが表示されます。

もし定期スキャンで新しいウイルスが発見された場合は、検出されたウイルスの詳細を確認できます。駆除が必要な場合にも、実行するためのボタンが表示されます。このように設定と脅威の状況を確認し、修正するために必要なアクションが一緒に表示されることで、適切なアクションをすぐに取れるよう、設計されています。

定期スキャンの結果、一つのウイルスが検出されたことを表している[脅威をクリーンアップ]をクリックすれば駆除できる

これまでのコントール パネルの設定は?

これまで、セキュリティ関連の設定はコントロールパネルの[セキュリティとメンテナンス]や、Internet Explorer、Edge上のセキュリティ設定などから操作できました。そして、Creators Update後もこれまでと同様に設定可能です。Windows Defender セキュリティ センターは、「セキュリティや Windowsに詳しくない人でも、セキュリティの重要な項目を簡単に確認できるように」という目的で新たに登場した管理コンソールです。

セキュリティの設定といえば、さまざまな場所に、数え切れないほどの細かな項目があり、パソコンを使い慣れていない人にとっては「いったいどこを、どれだけ設定すればいいの?」という悩みの種になっていました。これが結果的にセキュリティ設定の甘さに繋がり、インシデントが起きる下地となっていたのです。

Windows Defender セキュリティ センターは、特に重要なセキュリティ設定に絞って表示をわかりやすくすることで「最低限必要な対策」を「確実に」実行できるように設計しました。

企業において一括でセキュリティを設定する場合や、Windowsに詳しい方、セキュリティに詳しい方は、これまで通り、グループ ポリシーやレジストリ、それぞれの機能の管理画面から、これまで通り設定を行ったり、設定を強制し、管理できますから、安心してご利用ください。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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2015 年、セキュリティ強化を一つの目玉として登場したWindows 10ですが、リリースから早くも2年が経過しました。そしてこの4月に公開された最新バージョン「Creators Update」では、最新の脅威に対抗するべく、さらなるセキュリティ機能を強化しています。目玉機能から隠れた新機能まで、複数回に渡ってご紹介します。

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