武蔵コーポレーションは4月27日、ウイングアーク1stが開発・提供する帳票クラウドサービス「SVF Cloud」を導入したと発表した。

収益用不動産の売買、仲介、賃貸管理を行う武蔵コーポレーションでは、管理戸数の増加に伴い、入居者との賃貸借契約を代行する件数も増加している。賃貸借契約書類の作成においては、入居者の国籍や賃料保証契約への加入の有無などの条件に応じて、出力する帳票の内容が異なるが、これまで出力する帳票の選択を手作業で行っており、1件につき約15分程度要していた。第13期(2018年8月期)は年間の賃貸契約件数として3,300件が見込まれ、業務の効率化・高度化が求められていた。

SVF Cloudの導入により、帳票出力のキーとなる条件を他の社内システムから自動的に参照して帳票を出力することが可能となった。これにより、出力にかかる時間が2分まで短縮され、年間で全体の87%に当たる715時間分の作業が軽減される見込みだという。

また、賃貸借契約の進捗管理、および帳票出力作業の作業負荷が軽減し、賃貸営業部門の生産性が向上したほか、誤った種類の帳票を出力するミスがなくなることで、働き方改革と正確性の向上を同時に実現したとしている。