14年間連続で日本人が住みたい国世界No.1となるほど人気の国マレーシア。その魅力に着目し、マレーシアの物件で不動産投資をする人が増えています。
本記事ではマレーシアで不動産投資をする魅力やメリット、さらに注意すべきデメリットやよくある質問への回答をまとめました。
海外で不動産投資を始める際は、日本とは異なる文化や法律への配慮が必要になります。どのような点に注意して投資活動を進めていけば良いのか見ていきましょう。
マレーシア不動産投資の魅力
投資用物件を選ぶ際に重要な点として挙げられるのが物件価格・利回り・将来性です。
さらに、海外で投資用物件を所有するにはその国の法律で投資用物件の所有が認められている必要もあるのです。そういった点でメリットが大きいため、マレーシアでの不動産投資には人気が集まっています。
マレーシアでの不動産投資について、特筆すべき3つのメリットについて解説いたします。
物件価格が安い
マレーシアは他の国と比較して安く物件を購入することが可能です。首都であるクアラルンプールは比較的発展した都市ですが、東京都心と比べても物件価格は3分の1程度と非常に安いのです。
他の東南アジアと比べてもGNI(国民総所得)が高いのがマレーシアですが、コンドミニアムはフィリピンやタイに比べて安く、金銭的なハードルが低いという特徴があります。
マレーシアならば安い価格で広い家を手に入れることが可能です。広い家を購入して現地に住む富裕層に貸し出すことができれば、安定した家賃収入を得られます。
人口の増加と経済成長が著しい
マレーシアは経済成長に伴って物価が上昇しており、投資用物件を購入することで安定したキャピタルゲインが狙えます。
また、日本では少子高齢化が進み人口が減少していますが、マレーシアの人口は増加傾向にあり、日本からの移住者も増えています。人口が増えると住宅需要も比例して増えていき不動産の価値が上がっていくため、安定した不動産投資に向いているのです。
外国人でも所有権がある
マレーシアは外国人がコンドミニアムを所有することを認めており、現地に居住していない日本人でも投資用物件の所有が可能です。
また、コンドミニアムの所有権については州によって制限があるため、この点も大きなメリットと言えるでしょう。
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マレーシア不動産投資のリスク・デメリット
マレーシアでの不動産投資はメリットが多いですが、注意しなければいけない点もあります。
外国での不動産投資はそれぞれの国によって制約が違うため、不動産の所有や扱いについて予め調べておく必要があるのです。不動産投資は物件によって利益の出方も異なるためデメリットを把握してリスクヘッジしながら運用することが必要不可欠です。
マレーシアで不動産投資をおこなう際のデメリットや注意点について確認しておきましょう。
高い利回りが狙いにくい
マレーシアでの不動産投資は高い利回りが狙いにくいというデメリットがあります。外国人がマレーシアで物件を購入する際、最低購入価格が設定されているため高額な物件を購入する必要があるのです。
マレーシアは過去に外国資本の規制緩和をおこなったことがあり、その結果投資マネーの大量流入から都市の乱開発につながり、物件の供給過多状態に陥りました。外国資本の流れを調整するため再び規制がされているのです。
過剰供給により売却まで時間がかかる
不動産は他の金融商品と比べても流動性が低いのが特徴です。先述のとおり、マレーシアは不動産の過剰供給が続いているため、売却したいタイミングで売れない可能性があります。
不動産投資において出口戦略は必須項目であり、売却が難しい点は大きなデメリットと言えます。売却時期や売却方法についても、エージェントに相談して戦略を練る必要があるでしょう。
空室のリスクが高い
不動産の過剰供給が続く現状では、空室のリスクが極めて高いです。賃貸物件として貸し出すこと自体も難しいため、家賃収入で高い利益を出すのが難しいのです。
入居者を募集する際は、物件所在地の特徴に詳しいエージェントからのアドバイスが必須となるでしょう。この点に関しては、規制のないフィリピンやタイのほうが空室リスクは低いと考えられます。
空室リスクを回避する方法としては、現地の管理会社とのコミュニケーションが重要です。海外に投資用不動産を持つと、管理会社が現地の不動産投資家の物件管理より優先度を低く見積もることがあるため、物件の情報提供の頻度などを事前に確認しておきましょう。
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マレーシア不動産投資で知っておきたい規制・注意点
マレーシアで投資用不動産を購入する際、事前に知っておくべき規制や注意点が3点あります。海外で不動産投資をおこなう場合は日本と勝手が違う部分があるため、予め確認しておきましょう。
外国人最低購入価格が設定されている
先述したとおり、外国人には最低購入価格が設定されているので注意が必要です。購入する州によって最低購入価格が異なることがあるので確認しておきましょう。
なお、100万リンギット(約3,100万円)以上の物件は制限なく自由に購入することが可能です。
最長10年滞在可能なMM2Hビザを取得していると、州によっては最低購入価格が安くなることもあります。また、このビザを取得している人は住宅ローンの審査も通りやすくなるメリットがあるので覚えておくとよいでしょう。
州政府により許認可を取得する必要がある
外国人がマレーシアで物件を購入する場合は、州政府による許認可を取得する必要があります。許認可の申請から審査完了までは2ヶ月~3ヶ月かかりますが、審査に落ちることはほとんどありません。
許認可の申請は現地の弁護士を通しておこないます。
竣工が遅れる場合もある
マレーシアを含む東南アジアの不動産事情では、未完成物件を購入する場合は竣工が遅れる可能性を視野に入れておく必要があります。
新築コンドミニアムの購入はほぼプレビルドという未完成状態での購入となるのですが、長期的な計画になるため竣工が遅れることで開発中止になるリスクがあるのです。東南アジアで不動産を購入した際には、契約したにも関わらず物件が完成しなかったというトラブルが多くみられます。
なお、物件の購入代金の支払いは工事の段階ごとに残代金を支払う形になることも留意しておきましょう。
税金を支払う必要がある
日本で物件を購入したときと同様に、所有している不動産に対して税金を支払う必要があります。賃貸物件で家賃収入を得ている場合は所得税を、所有権移転の際には登記印紙税も課せられるので覚えておきましょう。
不動産を譲渡する際にはキャピタルゲインに対する不動産譲渡益税という税金が発生します。不動産譲渡益税は所有から6年以上経ってから売却すると最も税率が低くなります。
マレーシア不動産を扱うおすすめの投資会社4選
ここからは、マレーシアの不動産投資を扱うおすすめの投資会社を4社紹介します。各社の特徴などを踏まえ、自分に合う投資会社を見つけましょう。
KL不動産
※画像引用元:KL不動産公式サイト
基本情報 | |
会社名 | KL不動産 |
設立年 | 2014年5月 |
事業内容 | 不動産仲介業務、マレーシア不動産販売、クアラルンプール賃貸物件仲介、ショッピングモールへの出店仲介、クアラルンプール物件視察ツアー主催、不動産投資コンサルティング、日系企業とマレーシア人投資家のマッチング、日系企業のマレーシア進出サポート・コンサルティング |
KL不動産はマレーシア人の不動産情報に精通した社員が在籍している、マレーシアの物件に強い不動産仲介会社です。マレーシア人の従業員だけでなく、マレーシアとの関りが深い日本人の従業員も在籍しています。
しっかりとヒアリングをし、出口戦略を含めて最適な提案を出してくれます。他の日系不動産会社に比べて仲介料金が割安なのも魅力です。物件管理や売却などのアフターサポートも充実しているため、安心してマレーシアの不動産について相談できます。
KL不動産はこんな人におすすめ
- 現地に強い不動産会社を頼りたい人
- 仲介手数料を節約したい人
- 実績の多い会社に仲介を頼みたい人
スターツグループ
※画像引用元:スターツグループ公式サイト
基本情報 | |
会社名 | スターツコーポレーション株式会社 |
設立年 | 1972年9月 |
事業内容 | 建設事業、不動産事業、管理・セキュリティー事業、金融・コンサルティング事業、出版・情報事業、ホテル・物販・レジャー・その他事業、高齢者支援・保育事業 |
スターツグループは海外34拠点にネットワークを持ち、海外での不動産投資の実績が豊富な企業です。創業・設立から数十年間で培ったノウハウでマレーシアでの不動産投資をサポートしてくれます。
厳選された投資物件情報を提供してくれるため、運用に必要な最新情報を常にストックしておくことが可能です。クアラルンプール専用の検索エンジンから売買用・投資用物件を簡単に検索できます。
スターツグループはこんな人におすすめ
- 世界各国の不動産投資に詳しい会社を頼りたい人
- クアラルンプールで投資用物件を見付けたい人
- 厳選された情報を提供して欲しい人
株式会社コスモスプラン
※画像引用元:株式会社コスモスプラン公式サイト
基本情報 | |
会社名 | 株式会社コスモス・プラン |
設立年 | 2012年7月 |
事業内容 | 不動産視察ツアー・物件内見、不動産賃貸・売買仲介、不動産投資のコンサルタント業務(個人・法人)、住宅ローン申請サポート、物件管理(賃貸・不在管理)、内装デザイン・工事物件保守・修理・リフォーム、現地の各専門家(会計士・弁護士・不動産鑑定士・保険業者・銀行など)の紹介、銀行口座開設サポート、優良金融商品の紹介 |
株式会社コスモスプランは日本とマレーシアに営業拠点を置く不動産会社です。テレビ番組や雑誌など多くのメディアで紹介されており、実績豊富かつ知名度が高い企業でもあります。マレーシアでは主にクアラルンプール・ペナン・徐ホールの3都市で投資用物件の仲介をおこなっています。
MM2Hビザ申請や永住権申請のサポートもしてくれるため、ビザ取得に関するサポートを受けたい人におすすめの企業です。
株式会社コスモスプランはこんな人におすすめ
- 知名度の高い企業に頼りたい人
- ビザ取得について相談したい人
- 現地にスタッフが多く在籍している企業の力を借りたい人
ホールフィールド
※画像引用元:ホールフィールド公式サイト
基本情報 | |
会社名 | ホールフィールド |
設立年 | 2017年2月 |
事業内容 | マレーシア不動産取引のサポート、マレーシア不動産投資のコンサルティング、マレーシア不動産の管理業務(賃貸管理・空室管理)、マレーシア移住のサポート、不動産ポータルサイトの運用、不動産管理ソフトの開発·コンサルティング、マレーシア人への日本の不動産の紹介 |
ホールフィールドはマレーシア専門の不動産関係事業を扱う企業です。日本人に向けてマレーシアの物件を紹介することもあれば、マレーシア人に向けて日本の物件を紹介することもあります。
2023年でクアラルンプールの物件を扱い始めて11年となり、培われたノウハウを活かし、投資家向けの安い物件や競売物件の紹介もしてくれます。現地で法人として物件を購入しようと検討している人には、法人設立のサポートもおこなっています。
ホールフィールドはこんな人におすすめ
- 賃貸管理や空室管理も一貫して任せたい人
- クアラルンプールの物件を探している人
- 現地での法人設立を検討している人
マレーシア不動産投資に関するよくある質問
マレーシアで不動産投資を始めるにあたって、よくある質問への回答を用意しました。外国での不動産投資には日本での投資と違った部分が多いため、予め疑問点を解消しておくことをおすすめします。
どんな人におすすめ?
マレーシアでの不動産投資がおすすめの人は下記の通りです。
- 1,000万円以上の自己資金を用意できる人
- ローリスクでキャピタルゲインを狙いたい人
- 将来的にマレーシアへの移住を検討している人
- 高級ホテルのオーナーシップを得たい人
マレーシアでの不動産投資では、1,000万円以上の自己資金を用意しておくことがおすすめです。これは外国人がマレーシアで不動産を購入する場合の最大物件購入金額がRM100万(日本円にして2800万円)と決められているためです。住宅ローンを活用する場合でも最低1,000万円の用意は必要です。
マレーシアの不動産の価値は毎年少しずつ成長しているため、キャピタルゲインを狙う人にもおすすめできます。リスクも抑えながら投資できる点も大きな魅力です。
また、将来的にマレーシアへの移住を検討している人にもおすすめです。マレーシアで購入した物件に住み、時機を見て売却して利益を得ることもできます。
おすすめエリアは?
マレーシアで投資用物件を購入する際におすすめのエリアは下記の通りです。
- モントキアラ
- KLCC
- ブキッビッタン
- アンパン
- バンサー
- ペナン
- ジョホールバル
- ランカウイ
モントキアラやKLCCがあるクアラルンプールは特に人気の高い地域で、それぞれに違った魅力や特徴があります。観光客が多いペナンや、都市開発プロジェクトが進むジョホールバル、第二のペナンを目指して開発を進めるランカウイもおすすめです。
不動産を購入するときの手順は?
マレーシアで不動産を購入する際は下記の手順で進めていきます。
- エージェントに問い合わせる
- 物件を視察する
- 購入申し込みをする
- 予約申込金を支払う
- ローンの申請をおこなう
- 売買契約の締結
- 登記費用などを支払う
- 物件の引き渡し
物件の視察は現地に行く以外にZoomでおこなうことも可能です。この点についてはエージェントに相談するとよいでしょう。
ローンの審査はマレーシアに住んでいるかどうかで審査基準が異なるため注意しておきましょう。
なお、物件引き渡し後に賃貸物件として運用を開始する場合は、貸し出す前に家具を揃える必要があります。マレーシアの賃貸物件はオーナーが家具を揃えるのが一般的なためです。
現地で不動産ローンを組むことはできる?
マレーシアに住んでいない非居住者外国人でも、現地の銀行でローンを組むことが可能です。自己資金のみで物件を購入するのが難しい場合は活用しましょう。
ただし、審査基準は居住者外国人よりも厳しくなります。融資限度額は購入物件価格の50%となっているため、足りない分は自己資金から用意しましょう。
まとめ
マレーシアは特に日本人からの人気が高い、住みやすく観光にも向いた不動産投資におすすめの国です。観光に向いた地域が多い点も大きな魅力ですが、治安や物価の面から見た住みやすさもおすすめですし、将来的に海外への移住を考えている人にも向いています。
海外に投資用物件を構えたいと考えている人は、マレーシアの物件の購入を検討してみてください。海外での不動産投資に不安がある人は、本記事で紹介したマレーシアの不動産を所有する不動産投資会社に相談してみるとよいでしょう。
※「マイナビニュース土地活用・不動産投資」は以下に記載されたリンク先からの情報をもとに、制作・編集しております。
・https://www.fsa.go.jp/news/30/20190328_summary.PDF
・https://www.fsa.go.jp/news/r4/kokyakuhoni/20230120/kpi_toushin_230120.pdf
・https://www.mlit.go.jp/kankocho/minpaku/overview/minpaku/law1.html
・https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001411696.pdf
・https://www.fsa.go.jp/
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