昨今話題となっている新たな投資方法ソーシャルレンディングサービス。このような投資方法にもさまざまなサービスが登場していますが、その中でも注目なのがOwnersBook(オーナーズブック)というサービスです。OwnersBookは不動産クラウドファンディングに特化した貸付投資サービスと言われていますが、その詳細はどのようなものなのでしょうか。
今回はOwnersBookの評判と特徴、メリット・デメリットについて解説していきます。OwnersBookの始め方にも触れていくので、興味のある方は是非始めてみてください。
- OwnersBookは、1万円から投資を始められる!
- OwnersBookは、上場企業が運営しているので信頼できる!
- OwnersBookは、貸付型/投資型の2種類の案件から選べる!
以下では、不動産投資編集部で調査した結果をもとに、「利回りの高いサービスTOP3」をピックアップしています。ぜひこちらも参考にしてください。
編集部おすすめの不動産投資型クラウドファンディング3選
利用者満足度、平均利回り、ファンド募集頻度、運営会社の実績などを加味し、マイナビ編集部にて厳選した不動産投資型クラウドファンディングサービスです!どのサービスを選べばいいかわからない……という人はぜひ参考にしてください。また、その他のサービスと比較したい人はこちらのまとめ記事がおすすめです!

OwnersBookとは?おすすめの人と3つの特徴
※画像出典元:OwnersBook公式HP
OwnersBookは日本初の不動産クラウドファンディングに特化したソーシャルレンディングサービスです。ソーシャルレンディングサービスとはお金を借りたい人と貸したい人をインターネットを通じてつなぎ合わせるサービスで、投資することで投資額に応じた利益などの分配金を受け取ることができます。
OwnersBookは東証プライム市場上場のロードスターキャピタル株式会社の子会社が運営しており、7年間元本割れ無しの実績を持つ信頼の厚い貸付投資サービスで、安心して利用できる点が大きな特徴です。
案件の厳選は20年以上不動産業界に携わり不動産関係の資格を持つプロが行っているため、不動産クラウドファンディングの中でも安心して案件に応募できる点が特徴と言えます。
・不動産クラウドファンディングがやりたい
・小口から投資を始めたい
・信頼できる企業が運営しているサービスを利用したい
不動産に特化したクラウドファンディング
OwnersBookは不動産業界出身の社員が運営しており、取り扱っている案件は不動産関係のものばかりです。主にオフィスや商業ビル、ホステル、戸建て住宅、マンション、駐車場などを扱っています。通常、不動産特化型クラウドファンディングは専門の住宅の投資に絞って案件を紹介していることが多いのですが、OwnersBookはさまざまな種類の不動産に対応している点が特徴です。
しかし、オフィスやマンションの案件は多数確保している中、戸建てや駐車場の案件は数が非常に少なく、募集金額も少ないことからすぐに締め切りになってしまいます。こういった案件に応募したい方は、募集開始時期になったらすぐに応募できるよう準備をしておくと良いでしょう。
おすすめの不動産型クラウドファンディングについては下記の記事も参考にしてください。

上場企業の子会社が運営
ソーシャルレンディングサービスは運営会社の信頼度が重要になって来るのですが、OwnersBookは東証プライム市場に上場のロードスターキャピタル株式会社の100%子会社が運営していることから信頼できるサービスと言えます。
ロードスターキャピタル株式会社は2012年に総合不動産会社として開業され、不動産に関するさまざまなサービスを提供してきました。そのため、OwnersBookの運営会社も不動産関係の知識に非常に強く、不動産特化型クラウドファンディングの中でも安心して利用できます。
2種類の投資方法を採用
OwnersBookは貸付型とエクイティ型の2つの投資方法を採用しています。それぞれ用意するものや投資金の使い道が異なります。
貸付型とは
貸付型は投資家から集めた資金を使って不動産担保の融資を行い、融資によって得た利息などを分配で受け取る形の投資方法です。物件によってはシニアローンやメザニンローンへの投資も可能なのが特徴。元本は出資金返還として戻されます。
エクイティ型とは
エクイティ型とは不動産信託受益権を購入する投資方法で、運用中物件の家賃収入や物件を売却した際の利益を配当として受け取る形になります。OwnersBookの投資用口座ではなく、個人口座に指定のSPC口座からの出資や配当の受け取りを設定する必要があるため、貸付型とは手順が異なる点に注意が必要です。その時の物件の資産価値によっては売却されることによって大きな利益を得られるというメリットがあります。
OwnersBookのメリット・デメリット
OwnersBookのサービス内容について分かりましたが、他のソーシャルレンディングサービスとはどのように差があるのでしょうか。OwnersBookのメリットとデメリットを解説していきます。投資を開始する際に大切なのが、メリットだけではなくデメリットも把握し納得した上でリスク回避しながら運用していくことになります。OwnersBookを始める前にしっかりと良い点と悪い点を理解しましょう。
OwnersBookを利用するメリット
OwnersBookには人気の理由となるさまざまなメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
- プロが選んだ案件に1万円から投資ができる
- 担保の確保や案件管理で貸し倒れのリスクが低い
- 親会社の株主優待で有利な投資が可能
プロが選んだ案件に1万円から投資
OwnersBookは不動産鑑定士や宅地建物取引士など、不動産関係の有資格者が案件を厳選しているため安心して投資を開始することができます。
そういった質の良い案件に最小1万円からの投資が可能で、ローコストで開始できることから初心者におすすめの投資サービスと言えます。また、案件が非常に多く確保されているため複数の案件に投資すればリスク分散も可能となります。
最大投資額は案件の半額分とされており、大きく投資をすることもできます。
担保の確保や案件管理で貸し倒れのリスクが低い
OwnersBookの案件はすべてに不動産担保がついており、万が一元本割れしても未回収にならず済みます。他社では担保がついていない案件もあるため、この点は非常に大きなメリットと言えます。どんな案件も元本割れの可能性はありますが、担保の確保などで未回収を防ぐことができます。
また、分析されたリスク度合いやさまざまな視点からの物件情報が開示されており、投資家のリスク回避についてよく考えられたサービスです。
親会社の株主優待で有利な投資が可能
OwnersBookは、親会社のロードスターキャピタル株式会社の株主優待によって有利な投資が可能になる仕組みとなっています。案件の申し込み方法には抽選式と先着式があり、抽選式では申し込みをしても投資できるとは限りません。また、先着式では競争が激しくどのみち人気の案件には応募するのが難しくなってしまいます。しかし、株主優待があると、別枠で優先した申し込みが可能となり、人気の案件に投資しやすくなります。
OwnersBookを利用するデメリット
OwnersBookのデメリットについても解説していきます。デメリットを知っておかないと、あとになって「こんなはずじゃなかった」と後悔することになってしまいます。リスク回避のために悪い点についてもしっかりと予習しておきましょう。
- 運用が始まると途中解約は不可
- 利回りは低め
- 利益の配当は四半期ごとで運用の効率が悪い
運用が始まると途中解約は不可
OwnersBookは運用期間中の途中解約は不可となり長期間資金が拘束されてしまいます。運用期間は最低3ヶ月以上となっていますが、その間にお金が必要になっても解約して不足分に充てるなどはできないため注意しましょう。
また、当然権利譲渡などもできません。借主の都合での途中償還があれば別ですが、基本的に流動性が低いという点は大きなデメリットであると頭に入れておきましょう。
利回りは低め
OwnersBookは基本的に利回りが低めです。他社では10%以上の案件を取り扱っていることもありますが、OwnersBookでは3~5%程度のものが大半となりハイリターンは望みにくいでしょう。
ただし、利回りの高い案件というのはその分リスクも高く、貸し倒れる可能性があるため、低リスクという点では一概にデメリットとは言えません。ローリスクローリターンで運用したい人にとっては大きなデメリットではないでしょう。
利益の配当は四半期ごとで運用の効率が悪い
配当は四半期ごととなっており、運用効率が悪い点もOwnersBookのデメリットです。毎月の分配であれば月利の複利運用が可能になるのですが、四半期ではそれもできません。毎月分配を採用しているサービスに比べて資産運用の効率が悪いということも覚えておく必要があります。他社のサービスでは毎月分配のものが多いため、他のメリット・デメリットとともに比較してOwnersBookを選ぶか決めると良いでしょう。
OwnersBookで投資できるファンドの種類と実績
こちらではOwnersBookで今注目のファンドの種類とその実績をご紹介いたします。特に気になる予定利回りや運用期間についてもまとめました。
目黒区戸建素地第1号第1回
こちらは目黒区戸建素地第1号第1回のファンドの内容となっています。
予定利回り | 運用期間 | 償還方法 | 最低投資金額 | 募集方式 |
4.6% | 26ヶ月 | 26ヶ月後一括返済 | 10,000円 | 先着方式 |
東京都目黒区上目黒に所在する戸建素地を担保にしたシニアローンへの投資案件です。この物件を取得する不動産会社へ7,800万円の貸し付けを行う予定で、運用形態は貸付型となっています。運用期間は26ヶ月で、26ヶ月後に一括で出資金が返済されます。投資実行予定日は2021年11月29日で、償還予定日は2024年1月20日となります。
こちらのファンドへの申し込み人数は299人、申し込み総額は7,800万円となりました。申し込み総額のうち2,000万円は株主優待枠となっています。
渋谷区オフィス・商業素地第1号第1回
こちらは渋谷区オフィス・商業素地第1号第1回のファンドの内容となっています。
予定利回り | 運用期間 | 償還方法 | 最低投資金額 | 募集方式 |
4.6% | 36ヶ月 | 36ヶ月後一括返済 | 10,000円 | 先着方式 |
東京都渋谷区神宮前に所在するオフィス・商業素地を担保にしたシニアローンへの投資案件です。この物件を取得する貿易会社に2億5,000万円の貸し付けを行う予定の貸付型投資です。運用期間は36ヶ月となっており、36ヶ月後に一括で出資金が返済されます。投資は2021年11月8日に実行されており、償還予定日は2024年11月20日となります。
こちらのファンドへの申し込み人数は510人、申し込み総額は2億5,000万円となりました。申し込み総額のうち5,000万円は株主優待枠となっています。
中央区オフィス素地第1号第1回
こちらは中央区オフィス素地第1号第1回のファンドの内容となっています。
予定利回り | 運用期間 | 償還方法 | 最低投資金額 | 募集方式 |
4.6% | 25ヶ月 | 25ヶ月後一括返済 | 10,000円 | 先着方式 |
東京都中央区新富に所在するオフィス素地を担保にしたシニアローンへの投資案件です。この物件を取得する不動産会社に1億7,000万円の貸し付けを行う貸付型投資となっています。運用期間は25ヶ月となっており、25ヶ月後に一括で出資金が返済されます。利益配当は毎四半期。投資は2021年10月28日に実行されており、償還予定日は2023年11月20日となっています。
こちらのファンドへの申し込み人数は252人、申し込み総額は1億7,000万円となりました。申し込み総額中5,000万円は株主優待枠となっています。
OwnersBookで投資をする流れ
OwnersBookの魅力と注意点を理解したところで、OwnersBookで投資を開始する流れを解説していきます。会員登録から投資開始まではすべてオンラインで完結するため、誰でも簡単に投資を始めることができます。事前に用意するものはメールアドレスと本人確認書類とスマホだけです。登録自体はPCのみでも可能ですが、本人確認にスマホが必要となります。
- 会員登録をして口座の解説
- 指定の口座の投資用の資金を入金
- 希望する案件を選んで投資を開始
会員登録をして口座の開設
まずはメールアドレスを用意して会員登録をします。メールアドレスを登録すると仮登録完了となりメールが送られてくるので、そのメールに記載されたURLを開いて必要事項の入力をして本登録完了となります。
ここで注意したいのが、使用できるメールアドレスはPC専用のもののみとなり、携帯用アドレスは使用できないという点です。キャリアメールなどでの登録は不可となるので、PC用のメールアドレスを持っていない人はフリーメールなどでアドレスを取得しましょう。
会員登録が完了したらOwnersBookにログインして口座を開設します。この際に投資家情報の入力と本人確認が必要となります。本人確認書類の提出方法はスマホのクイック本人確認を利用するか、はがき(簡易書留)受取での本人確認となります。
指定口座に投資用の資金を入金
本人確認が完了したら、指定のデポジット口座に投資用の資金を入金します。専用の振込口座情報は郵送のはがきかログイン後の「入金する」で確認することができます。
入出金で手数料が必要となるので手数料分も用意しておきましょう。
希望する案件を選んで投資を開始
デポジット口座への入金が済んだら、希望する案件を選んで申し込み、投資を開始します。投資を開始する際は利回りやリスクなど案件の情報をしっかり確認してから応募しましょう。
エクイティ型案件の場合は専用の口座にも入金をしないと手続きが完了しないため注意が必要です。
まとめ
以上、OwnersBookの評判についてでした。昨今ではさまざまなソーシャルレンディングサービスが台頭しており、どれを選んだら良いのか分からない人も多いかと思います。
OwnersBookは信頼度が高く初心者でも始めやすい投資方法となりますが、リアルな口コミを見た上で特徴を把握し、デメリットも理解した上で開始する必要があります。どんな投資方法や投資サービスにもメリットとデメリットが存在し、リスク回避のためにもその両方を理解して臨むことはとても大切なことです。
OwnersBookを始める際も、デメリットに対してどう対応していくかを考え、どの程度の儲けを出すかという計画をしっかり練った上で挑戦しましょう。
※「マイナビニュース土地活用・不動産投資」は以下に記載されたリンク先からの情報をもとに、制作・編集しております。
・https://www.fsa.go.jp/news/30/20190328_summary.PDF
・https://www.fsa.go.jp/news/r4/kokyakuhoni/20230120/kpi_toushin_230120.pdf
・https://www.mlit.go.jp/kankocho/minpaku/overview/minpaku/law1.html
・https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001411696.pdf
・https://www.fsa.go.jp/
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