ハイアールアジアのハンディ洗濯機「AQUA コトン HCW-HW1」(以下、コトン)が注目を集めている。"世界最小の洗濯機"ということで話題となり、予約が殺到しているそうだ。そこで今回は、3月上旬に発売予定のコトンをいち早く試してみることにした。

話題になっているコトンを試した!

シミ抜き? いいえ、"洗濯機"です!

コトンの本体サイズはW46×D46×H176mmで、よくある整髪料くらいの大きさだ。重量はたったの約200g。本体内部のボトルに水を入れて電源を押すことで先端から水が噴射される。それと同時にヘッド(先端部)が1分間で約700回振動し、衣類をたたきながら「押し出し洗い」で汚れを落とすという仕組みだ。ヘッド部分は1円玉をひと回り小さくしたくらいの面積となっている。

洗濯機といっても、衣類全体を洗うわけではない。コトンの用途だけを見ると部分汚れを落とす"シミ抜き"に思えるが、水を使いながらしっかり衣類をたたいて汚れを洗い落とす、ということを考えれば、コトンは小さな"洗濯機"なのだ。

シミは時間が経てば経つほど、取れにくくなる。出先で衣類に飲み物などをこぼしてしまって、本格的なシミ抜きが出来ない場合でも、すぐに何かしら対処しておけばその後の落ち具合は変わるだろう。筆者もよく出先でうっかりシミを作ってしまうので、持ち歩けるサイズであるコトンへの期待は高い。

キッチンペーパーや液体洗剤なども準備

コトン本体のほかにマットが付属

セット内容はハンディ洗濯機本体とマット、説明書。そのほか別途、単4形乾電池×3本、キッチンペーパーや綿棒、液体洗剤を準備する必要がある。まず本体に電池をセットし、本体内部に収まったボトルを取り出して水を入れる。ボトルは驚くほど小さく、手のひらに収まるサイズだ。コトンでの1回の洗濯に使う水量は約5cc(スプーン1杯相当)である。

次にキッチンペーパーを四つ折りして付属マットの上に敷く。キッチンペーパーの上に衣類を置き、汚れている部分に液体洗剤を綿棒で塗る。そしてコトンのヘッドを汚れている部分に垂直に当ててスイッチオン。これが基本的な使い方となっている。

【左】キャップと保護カバーをはずすとボトルが見える【中】とても小さいボトルに水を入れておく【右】キッチンペーパーと綿棒、液体洗剤を準備。液体洗剤はごく少量でOK。洗剤のボトルのフタに付着した量があれば十分だ