米Googleは9月3日(現地時間)、同社が提供するモバイル機器向けOS「Android」の公式サイトで次期Androidの名称を「Android KitKat」にすると発表した。報道によると、KitKatのバージョン番号はAndroid 4.4になる。

Androidの名称は、Cupcake(1.5)、Donut(1.6)、Eclair(2.0-2.1)、Froyo(2.2)、 Gingerbread(2.3)、Honeycomb(3.1-3.2)、Ice Cream Sandwich(4.0)、Jelly Bean(4.1-4.3)というように、頭文字をABC順に代々スイーツの名前が付けられてきた。頭文字が”K”になる次期Androidはこれまで噂や報道でKey Lime Pieになると予想され、Googleのプレゼンテーションのイラストにキーライムパイが登場したこともあっただけに、KitKatという命名はサプライズになった。なお今回Googleが公表したのは名称のみで、次期Androidの内容は不明なままだ。

米国においてKit KatはHershey Companyが提供(米国以外ではNestle)するチョコレートバーであり、Googleが商標のある名称をAndroidに付けるのは初めてだ。HersheyはAndroidロボットをパッケージに描いたKit Katを用意し、Nexus 7やGoogle Playのクレジットなどをプレゼントするプロモーションを9月6日から行うという。BBCの取材に対してGoogleは、KitKatという名前はアイディアの1つを実現したもので、使用に関して金銭的なやりとりは一切ないとしている。

Googleマウンテンビュー本社に置かれたAndroid KitKatの人形

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