スマートフォンは性別、年代、業種によって使い方が異なるのが面白いところ。このほど『60歳からのフェイスブック 今からはじめるソーシャルライフ』(マイナビ刊)を上梓され、最近になってスマートフォンを使い始めたという歌手の今陽子さんにその使い方を伺った。

今陽子(こん ようこ)1951年生まれ。幼少よりジャズ・ポップスを好み、作曲家いずみたく氏に師事し、15歳でソロデビュー。16歳でピンキーとキラーズを結成。デビュー曲「恋の季節」がダブルミリオンを記録。17週間連続でオリコン1位を獲得するなど数々の音楽賞を受賞。解散後。1981年に単身渡米し、ニューヨークで歌・ダンス・語学を学ぶ。帰国後は、ミュージカル、舞台、ライブ、テレビなど多岐に渡って活躍中。芸能生活45周年を迎え、ワーナーミュージック・ジャパンより、ジャズアルバム「Love Seasons~恋の季節たち~」を発売

スマートフォン購入のきっかけ

――初めてスマートフォンを買ったのはいつですか?

ことしの6月です。パソコンを持ち歩くのは重いですし、スマートフォンにしたら便利そうだなと思って使い始めました。Facebookをことしの4月から始めたんですけど、仕事の休憩時間でもFacebookをチェックできるようになったのがいいですね。

――お使いのスマートフォンの機種は?

AQUOS Phoneです。キャリアはドコモを使っています。

スマートフォンで使用する機能

Facebookを利用しはじめたのはことしの4月とのこと

――カメラ機能はお使いになりますか?

スマートフォンにしてからは結構使っていますね。「今、こんなことやっています」「今こんなものを食べています」といったことをカメラで撮ってFacebookにアップロードしています。それから、自分が過去にどんな衣装を着たのかをチェックするために写真を撮っています。

今まではデジカメでとったものをパソコンに取り込んで……といった手順をふんでいましたけれど、手軽に写真をアップできるようになったのがいいですね。

――スマートフォンで音楽は聴きますか?

専用のオーディオプレイヤーで聴いています。

――スケジュール管理機能は使っていますか?

使っていません。昔から使っているメモ用紙でをとっています。

――ワンセグ機能を使っていますか?

スマートフォンの画面サイズで見るよりも、テレビの大画面で見たいですし、できれば音楽もスピーカーを通して聴きたいというのが本音です。

――ウェブサイトはご覧になりますか?

本格的に何かをしようとすると、パソコンを使用することが多いです。たとえば、Facebookでは、ものすごく多くのメッセージをいただいていて、いただいたメッセージに対してコメントをひとつひとつお送りしているんですけれど、スマートフォンで確認するだけでは見落としてしまう恐れがあるんです。

ですから、スマートフォンを使う場合と、パソコンを使う場合とで使い分けています。それが大人のスマートフォンの使い方だと思っています。

――おサイフケータイ機能は使っていますか?

使っています。

――普段どのようなアプリをお使いですか?

Facebookのほかに、iチャンネルでニュースを見たり、ときたま電卓アプリも利用しています。それから万歩計ですね。一日一万歩、歩くのを目標にしていて、このアプリはよく使っています。

携帯用バッテリーはいつも持ち歩くという

――スマートフォンになって、ご自身の生活で変わったことは?

先ほどもお話しましたけど、仕事で休憩時間にもFacebookがチェックできるようになったことです。一方で、一日に何度も充電することにもなりました(笑)。ですから、携帯充電地も買っていつも持ち歩いています。

――スマートフォンを落としたことは?

私はA型なんですけど、几帳面という意味でトリプルA型なんですよ。こうしたものをとても大切に扱っています。たとえば、指紋がついたりしてディスプレイが汚れたら、すぐに保護フィルムを張り替えていますし、フィルムをはがしたら一度クリーナーでディスプレイをきれいにして、丁寧に扱っています。

大切なデータも入っていますから、いつもなくさないように持ち歩くようにしています。まずどこかに置き忘れることもありません。

最後に

――このほど上梓された『60歳からのフェイスブック 今からはじめるソーシャルライフ』はどのような心持ちで出されたものなのでしょうか。

Facebookのいいところは、全世界で老若男女とつながれることです。Facebookをはじめてまだ数カ月しかたっていませんが、いろいろな方が世の中にいることがわかりましたし、まだまだファンの方がいてくださるんだなと実感することもできました。

私たちの世代はITについていくのが大変だと思います。けれども、ネットワークを広げることで、人生が明るくなるかもしれません。同年代の人たちに元気になってもらいたいですし、「まだまだ人生これからよ!」ということをお伝えしたいという気持ちで本作りを進めました。ぜひ、ご一読ください。