ノートPCやiPod touchなどの音楽プレイヤー、ニンテンドーDSのような携帯ゲーム機まで、無線LANを搭載した機器は非常に多い。高速な無線通信でインターネット接続ができるのは便利なのだが、通信環境が限られるのが無線LANの弱みだ。公衆無線LANは少しずつエリアが広がっているが、かといって携帯端末ほどどこでも使えるわけではない。

それでも「いろいろな場所で無線LAN機器を使いたい」という要望は多く、それに応える製品は市場にいくつかある。それがモバイルルータなどと呼ばれるジャンルの製品で、携帯端末などを小型ルータに接続してWAN側の回線として利用し、無線LAN機器を接続して通信を行う、というものだ。

そのモバイルルータの最新機種として登場したのが、NECアクセステクニカの「AtermWM3300R」(PA-WM3300R(AT))だ。最大の特徴は、WAN側の通信回線としてモバイルWiMAXを採用した点。これまで以上に高速な通信が可能というのがメリットだ。

試用機の主な仕様 [製品名] AtermWM3300R(PA-WM3300R(AT))   [WiMAXインタフェース] IEEE802.16e-2005、内蔵アンテナ×2(MIMO方式)   [無線LANインタフェース] IEEE802.11b/g   [インタフェース] USBコネクタ(micro B-type)×1   [サイズ/重量] 約W94×D67×H22mm/約145g(充電池パック含む/ACアダプタ除く)   [対応環境] USBモード利用時:Windows XP SP2、SP3(32bit)/Vista(32bit)/7(32/64bit)   [価格] オープンプライス(NEC Direct価格24,801円)