「Prime Note Critea SX」

PCショップ「ドスパラ」を運営するサードウェーブは、13.3型モバイル・サブノートPC「Prime Note Critea SX」発表会を開催した。直販価格は65,980円。また、15型ワイド液晶搭載モデル「Prime Note Critea 15inch」(仮称)に加え、ニコニコ動画とのコラボレーションモデルとして「ニコニコラボパソコン」(仮称)を予定していることも明らかにされた。Prime Note Critea 15inch、ニコニコラボパソコンとも、近日発売予定で価格未定。

「ニコニコラボパソコン」(仮称)

発表会では、インテル 技術本部 技術部長 土岐秀秋氏(左)、サードウェーブ PC本部企画部 マーケティング課 大野剛氏(中央)、Intel Taiwan PC Client Solutions Division Product Enabling ManagerのVictoria Chen氏(右)が登壇

発表会ではまず、サードウェーブ PC本部企画部 マーケティング課 大野剛氏がドスパラ製品ラインナップとともに、新提案「パソコン2台生活」を紹介。従来のデスクトップPCや高機能マシンに加え、リーズナブルかつ十分な性能を備えた「理想の2台目のPC」を挙げた。

サードウェーブ PC本部企画部 マーケティング課 大野剛氏は、「理想の2台目のPC」を提案

ゲストとしては、インテル 技術本部 技術部長 土岐秀秋氏、またIntel Taiwan PC Client Solutions Division Product Enabling ManagerのVictoria Chen氏が登壇。土岐秀秋氏は、PC上での音楽/写真/動画管理や、ネットを介した情報交換がさらに盛んになっていることから、PCがよりパーソナルとなっている点を指摘。PCの利用時間が長くなるにつれ、ユーザーが反応速度にシビアになっており、重量/サイズ/バッテリライフの重要度もさらに増しているものの、従来のノートPCでは高価な例が多く、Netbookではパワー不足であるため、これを解決する存在として「モバイル・サブノートPC」を挙げた。

インテル 技術本部 技術部長 土岐秀秋氏

PCは1人1台、1人複数台へ

Penryn ULV、Cantiga GS、ICH9-M SFFなど小型フォームファクターパッケージの提供に加え、モバイル・サブノートPCは、10.3型~13.3型のディスプレイサイズかつ持ち運んでの利用を想定。またコンテンツ作成やHD再生/マルチタスクが可能なパフォーマンス、薄く軽くスタイリッシュなデザイン、優れたバッテリ駆動時間や低電圧でファンレスデザインが可能。さらにWiMAXなどの高速無線通信との組み合わせることで、より快適なモバイルコンピューティングを実現できるとした。

「モバイル・サブノートPC」を普及価格帯で提供

新たな超低電圧プロセッサとして低消費電力の小型パッケージで提供

パフォーマンス、デザイン、重量、バッテリ持続時間など性能のバランスがとれている点を解説

Victoria Chen氏は、同社がサードウェーブ新製品のデザインをサポートしたこと、引き続き密に協業を行うことを説明した。

Intel Taiwan PC Client Solutions Division Product Enabling ManagerのVictoria Chen氏

製品筐体には「Designed with Intel」シールが貼付

サードウェーブ調査による性能比較

最後に、改めて登壇した大野剛氏が、新製品「Prime Note Critea SX」を発表。Netbookの携帯性と従来ノートPC同様の性能の両立、薄型/軽量といった特徴に加え、13.3型ワイド 光沢HD液晶、18mmピッチの日本語キーボード、HDMI/D-Sub15ピン/eSATA/ExpressCard/カードリーダーなどのインタフェース、別売のドッキングステーションを説明。ディンプル加工を施したデザインを採用し持ちやすさに関する配慮も行っているとした。ドッキングステーションは近日発売で、USB 2.0、光学ドライブ、有線LAN、HDMI、D-Sub15ピンなどのインタフェースを備えている。

持ち運びを前提としているため、天板には滑りにくく手触りの良いディンプル加工を採用

18mmピッチの日本語キーボード

左側面にはD-Sub15ピン、USB 2.0、カードリーダーを配置

右側面はeSATA、HDMI、ExpressCard、有線LAN

ACアダプタ

近日発売のドッキングステーション。背面側に各種インタフェースを配置

ドッキングステーション左右側面