以前の記事でも紹介したように、デスクトップ版Windowsスポットライトは有用ながらも、気になるのがデスクトップに鎮座するWindowsスポットライトアイコン(?)である。

  • デスクトップ版Windowsスポットライトの「専用アイコン」

本稿ではひとまず「専用アイコン」と省略させていただくが、この専用アイコンを非表示にする術は現時点でない。特殊アイコンらしいので「デスクトップアイコンの設定」ダイアログも確認したが、今さら古い設定コンポーネントに手を加えるわけもない。

特殊アイコンは既定値となるデスクトップ右上以外も自由に配置できるが、邪魔なことに変わりはない。そこで古いレジストリーカスタマイズを応用し、特殊アイコンを非表示化する方法を紹介する。

  • Windowsターミナルを起動し、以下の内容をプロンプトにコピー&ペーストして「Enter」キーを押す

reg add "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\HideDesktopIcons\NewStartPanel" /v "{2cc5ca98-6485-489a-920e-b3e88a6ccce3}" /t REG_DWORD /d 1 /f
  • デスクトップの表示内容を更新する「F5」キーを押すと、特殊アイコンの非表示化を確認できる

まず、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\HideDesktopIcons\NewStartPanelキーは名称からも分かるように、デスクトップアイコンの表示・非表示を制御する箇所。ここに専用アイコンに割り当てられたGUID「{2cc5ca98-6485-489a-920e-b3e88a6ccce3}」を追加して非表示にした。

本Tipsの欠点は異なる画像を呼び出せないこと。「次の画像に切り替える」は、HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{2cc5ca98-6485-489a-920e-b3e88a6ccce3}\shell\SpotlightNextキーで定義・実行しているが、コマンドラインから呼び出すのは難しそうだ。 なお、一度消した専用アイコンを復活させるには、「reg delete "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\HideDesktopIcons\NewStartPanel" /v "{2cc5ca98-6485-489a-920e-b3e88a6ccce3}" /f」を実行する。