WSL(Windows Subsystem for Linux)上のLinuxディストリビューションはOSながらも、Windows 11のアプリとして利用できるため、簡単に初期化できる。アンインストール&再インストールという方法もあるが、ダウンロードに要する時間を短縮するならばリセット機能を用いるとよい。まずはGUIから操作する方法を紹介する。
リセットに要する時間はLinuxディストリビューションによって異なるが、プログレスバーを目安にするとよい。リセット完了後はLinuxディストリビューションを起動できるが、正常に動作しない場合は「修復」を実行しよう。次はコマンドラインから操作する。
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プロンプトに「wsl --list」と入力して「Enter」キーを押し、リセットするLinuxディストリビューション名(今回はUbuntu)を確認。続いて「wsl --unregister
」と入力して「Enter」キーを押す。Ubuntuが対象の場合は「wsl --unregister Ubuntu」と実行すればよい。再び「wsl --list」を実行して、リセットするLinuxディストリビューション名が消えたことを確認する
WSLを操作するwsl.exeにリセット機能はない。そのため、Linuxディストリビューションの登録を解除し、ルートファイルシステムを削除するオプション「--unregister」を使用した。また、リセット後は未登録状態のため、Windowsターミナルからは起動できない。スタートメニューなどから起動して初期化プロセスを実行する。