久しぶりにWindows サンドボックスを起動すると、英語版のWindows 11が仮想化環境内に現れた。

  • Windows 11 22H2のWindowsサンドボックス

Windows 10時代はホストOSの言語設定を反映していたように記憶しているが、Windows 11 ビルド22509以降は仮想化環境の再起動サポートが加わり、イメージファイルの構成が曖昧になったのだろうか。だが、確認すると「ja-JP」と日本語が既定ロケールで、表示言語も「日本語」がインストール済みだ。

  • システムロケールは日本語。言語パックもインストール済みだ

不審なアプリの動作検証を目的とするWindowsサンドボックスの役割を踏まえれば、英語UIでも問題ないだろう。だが、アプリの確認に日本語UIが必要な場合、以下の手順で一時的に利用できる。

  • 「Win」+「X」キー→「A」キーと順に押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windows PowerShell(Admin)」をクリック/タップする

  • Windows PowerShellのプロンプトに以下の内容をコピー&ペーストし、「Enter」キーを押す

Set-WinUserLanguageList -Force ja-JP

  • もしくは検索ボックスに「lang」と入力し、検索結果の「Language settings」をクリック/タップする

  • 「Windows display language」のドロップダウンリストで「日本語」を選択する。ここで「Sign out」を押してはいけない

  • スタートメニューを開き、「Power」→「Restart」と順にクリック/タップする

  • Windows サンドボックスのイメージが再起動し、日本語UIに切り替わる

今回Windows PowerShellのみで操作したかったのものの、logoff.exeやshutdown.exe、Restart-ComputerコマンドレットはWindows サンドボックスが終了してしまうので使えなかった。Windows サンドボックス内のWindows 11を再起動するには、スタートメニューからの操作が今のところ確実である。

ご承知のとおりWindowsサンドボックスは動作中の変更をすべて破棄するため、上記操作をその都度実行しなければならない。Windowsサンドボックスの起動・再起動時間を踏まえると、Hyper-Vで実験用環境を構築した方が良さそうだ。