Windows 11 22H2に更新すると、画像・動画ファイルのコンテキストメニューに「Clipchampで編集」が現れる。

  • PNGファイルのコンテキストメニュー

Clipchamp(クリップチャンプ)は、2013年にオーストラリアで創業した同名企業のオンライン動画編集ツールだが、現地時間2021年9月7日の発表どおり、Microsoft傘下企業の一つに加わった。筆者はMicrosoft 365 Appsの強化に用いるものだと思っていたが、フタを開ければご覧のとおり、Windows 11の機能ツールとして提供された。

  • Windows 11のClipchamp

  • Clipchamp既定の無償プランと有償プランの違い

Microsoft傘下に加わったためか、無償ライセンスでエクスポートできる解像度も480pから1080pまで緩和している。消費者としては歓迎だが、動画編集する機会がない方はClipchampをアンインストールするのが一番簡単だ。

  • 検索ボックスで「Clipchamp」を検索し、同名のアプリで「アンインストール」→「アンインストール」

  • ClipchampはMicrosoft Storeからも入手できる

一方で「いつか動画編集するかも……」とお考えの方は、レジストリーからClipchampのエントリーをブロックすればよい。

  • Windowsターミナルを起動し、下記内容をコピー&ペーストして実行する

reg add "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v "{8AB635F8-9A67-4698-AB99-784AD929F3B4}" /t REG_SZ /f

今回はアプリのアンインストールと、レジストリー操作の二つを紹介した。レジストリーに詳しい方にはおなじみのShell Extensions\Blockedキーに、ClipchampのGUIDを登録して「Clipchampで編集」を抑制している。お好みの方法を選んでほしい。

  • Windows 11に再サインインすると、画像・動画ファイルのコンテキストメニューから「Clipchampで編集」が取り除かれる