今年のお盆休みは、コロナ禍による非常事態宣言公示に伴って外出することもはばかられ、筆者は物理的なPCや仮想マシンの保守に時間を費やしていた。

基本的にWindows 10は月例更新プログラムのために起動していたが、Windows 8.xやデスクトップOSとしては使用頻度が減っているLinuxは後回しにしている。このような保守作業中に出くわしたのが以下の現象だ。

  • Microsoft Edgeによる「ERR_CERT_DATE_INVALID」エラー。このページが現れたら、「日付と時刻の更新」をクリック/タップする

動作検証用に残してある古いノートPCを久しぶりに立ち上げたところ、自動的にMicrosoft Edgeが起動し、「時計が遅れています」とのエラーメッセージが現れた。内容を確認するとPCの日時は「2021年4月12日」。実行したのは8月12日である。

筆者が確認した限りでは、「ERR_CERT_DATE_INVALID」に対するMicrosoftの公式なサポート記事やドキュメントは存在しないものの、日時が不正なためセキュリティインシデントにつながるとみられたのではないだろうか。

ただ、エラーメッセージにもあるとおり、単純に4カ月間のズレが生じているのは明白だ。このトラブルはWindows TimeサービスによるNTPサーバーとの同期を待つか、以下の手順で解消できる。

  • 「設定」の「時刻と言語/日付と時刻」が現れたら、「今すぐ同期」をクリック/タップ。正しく更新されたことを確認したら「設定」を閉じる

毎日のように使用するPCで発生する可能性は低いトラブルだが、少し珍しいエラーだったので今回紹介することにした。