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OneDrive以外のフォルダーに置いたファイルのコンテキストメニューには、「OneDriveに移動」という項目が加わる。選択するとOneDriveフォルダーのルートにファイルが移動するのだが、正直なところ利便性を感じない。
  • ファイルのコンテキストメニューのみ「OneDriveに移動」が現れる。なお、サブメニューが用意されているのは、個人用OneDriveと仕事用のOneDrive for Businessを契約しているためだ

筆者の場合、OneDrive for Businessに案件ごとのフォルダーを作成して、執筆したテキストファイルや加工した画像ファイルを格納している。そのため、どこかのフォルダーからファイルを移動するのであれば、ドラッグ&ドロップ操作の方が直感的だ。 そんな流れから今回は、コンテキストメニューの「OneDriveに移動」を無効にするTipsを紹介する。
  • 「Win」+「X」キー→「A」キーと順に押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windows PowerShell(管理者)」をクリック/タップする

  • プロンプトに下記内容をコピー&ペーストして「Enter」キーを押す

reg add "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v "{CB3D0F55-BC2C-4C1A-85ED-23ED75B5106B}" /t REG_SZ /f
  • 変更内容を有効にするため、「Win」→ユーザー名→「サインアウト」と順にクリック/タップして、Windows 10に再サインインする

今回は通常の手順を踏んでいるが、面倒な場合は「Ctrl」+「Shift」キーを押しながらタスクバーを右クリック/長押しし、「エクスプローラーの終了」を選択。「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを押してタスクマネージャーを起動し、「ファイル」メニュー→「新しいタスクの実行」からExplorer.exeを実行してもよい。

  • 先ほど異なり、「OneDriveに移動」がメニューに並ばなくなった

これで「OneDriveに移動」を実現していた「FileSyncEx」が無効になり、コンテキストメニューから同項目が取り除かれたはずだ。なお、復活させる場合は「reg delete "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v "{CB3D0F55-BC2C-4C1A-85ED-23ED75B5106B}" /f」を実行すれば、今回作成したレジストリエントリーを削除できる。