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Microsoft Edgeはバージョン84からWebプッシュ通知機能の改善を重ねてきた。バージョン85では、通知件数をオーバーレイアイコンとして示す機能やバックグラウンド通知受信に対応し、バージョン88は煩雑過ぎる通知を抑制する「通知要求を抑制する」オプションを追加した。

4月28日時点の安定版となるバージョン90では、「許可」「ブロック」と2種類の選択肢が示され、Webサイトが「サイトのアクセス許可/通知」に登録される。

  • Webサイトのプッシュ通知機能を検出すると、動作を選択するプロンプトが現れる

問題となるのはWebプッシュ通知の煩雑さだ。Microsoftもユーザーの利便性と煩雑な通知のバランスを保つため、前述の「通知要求を抑制する」を追加した。加えてPCに詳しくない利用者を脅すような、悪質な通知も少し前から広がってきており、通知機能がセキュリティ面の課題となりつつあるのも事実だ。

Microsoftの意図は公式ブログで語られているため割愛するが、読者諸氏がお困りになるのは「誤って許可(もしくはブロック)した」場合ではないだろうか。これは簡単な操作で設定を変更できる。

  • Microsoft Edgeで「…」→「設定」→「Cookieとサイトのアクセス許可」→「通知」と順にクリック/タップするか、アドレスバーに「edge://settings/content/notifications」と入力して「Enter」キーを押す

  • ここではOWA(Outlook Web App/Outlook on the web)を例に手順を紹介しよう。同URLの「…」→「削除」と順にクリック/タップする

上記のコンテキストメニューから「削除」を選べば通知許可は無効となり、「ブロック」を選択すればブロックセクョンにWebサイトが移行し、「編集」を選択するとURLを書き換えることが可能だ。

また、いっそのことWebプッシュ通知を無効にしたい場合は下記操作を実行すればよい。メッセンジャーなどの通知は単独のアプリで管理し、Webサイト経由の通知が不要であれば、オフにすることをお薦めする。

  • Webプッシュ通知を無効にするには、「送信前に確認する」のスイッチをオフに切り替える