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May 2019 Updateなら拡張機能で対応できる

5月21日(米国時間)から提供が始まったWindows 10 バージョン1903では、RAWイメージをサポートしている。ただし、事前に拡張機能アプリ「Raw Image Extension」のインストールが必要だ。

  • 「Raw Image Extension」はMicrosoft Storeから入手可能。ちなみに「起動」ボタンをクリック/タップすると、「フォト」が起動する

Raw Image Extension」インストール前に、エクスプローラーでRAWファイル(キヤノンのデジタルカメラで撮影したので拡張子はCR2)にアクセスしてみると、サムネイルは一切表示されず、プロパティダイアログの情報も空っぽだ。

  • RAWファイルをエクスプローラーでアクセスした状態

  • RAWファイルのプロパティダイアログの内容

ところが「Raw Image Extension」インストール後は、サムネイルはもちろん、「フォト」による閲覧も可能。プロパティダイアログにはEXIFデータも示されるようになる。

  • インストール後はサムネイルが表示される

  • ダブルクリック/タップ時は関連付け設定によって異なるが、既定では「フォト」で画像を表示する

  • プロパティダイアログに示されたEXIF情報

ただし、「フォト」はRAW現像アプリのように露出やホワイトバランスを調整する機能は多くない。高度な編集をしたいユーザーは専用のアプリを別途用意した方が万全だ。最近はスマートフォンのカメラ性能が向上したため、デジタルカメラを使う機会が減っているかたも少なくないが、これを機会にRAW撮影にも挑戦してほしい。

  • 「フォト」のRAW現像機能は限定される

阿久津良和(Cactus)