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「bcdedit.exe /set {default} recoveryenabled Yes」を実行

Windows 10はOSの起動に2回失敗すると、自動修復を行う機能を備えている。だが、必ずしも万全ではなく、起動ストレージのMBR(マスターブートレコード)やBCD(ブート構成データ)が破損していた場合、bcdedit.exeを用いて修正する必要がある。

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    自動修復機能が動作した状態

何らかの理由で自動修復機能が動作しなくなった場合、下記の手順を試してほしい。

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    「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「cmd」と入力して「Ctrl」+「Shift」キーを押しながら「OK」ボタンをクリック/タップ

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    「bcdedit.exe /set {default} recoveryenabled Yes」と入力して「Enter」キーを押す

「bcdedit.exe /set {default} recoveryenabled Yes」の「{default}」はブートローダーに割り当てられた識別子であり、マルチブート環境など複雑な環境でなければ、そのまま実行できる。

「recoveryenabled」は文字どおり自動修復機能を指し、「Yes」で同機能を有効に。現状を確認するには「bcdedit.exe」に引数などオプションを付けずに実行すればよい。

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    「bcdedit.exe」と入力して「Enter」キーを押せば、現在の状態を確認できる

また、「bcdedit.exe /set {default} recoveryenabled No」と実行すれば自動修復機能を無効にできる。

阿久津良和(Cactus)