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「アプリ更新」を無効にする

バッテリーで駆動するPCの場合、駆動時間を重視するときは、目的以外の動作はなるべくオフにしたいもの。メール受信やWebブラウズに必要なネットワーク接続も、意図的にオフラインのまま使うことは珍しくない。

同じように、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリの更新も無効にしたほうが、PCのバッテリー駆動時間を延ばす意味では有用だ。

筆者が調べた範囲では、UWPアプリの更新タイミングに関するドキュメントは見当たらず、Microsoftは従量制課金接続か否かで動作が異なるのかも明示していない。推測するに、バッテリー駆動時および従量制課金接続時は自動更新を抑止するとは思うが、バッテリー駆動時間を延ばすという明確な目的においては、最初から無効にしたほうが確実だろう。

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    「Microsoft Store」を起動し、「…(もっと見る)」ボタン→「設定」と順にクリック/タップ

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    「アプリ更新」のスイッチをクリック/タップして、オフに切り替える

今回の設定は、利便性とはトレードオフ。UWPアプリの更新は、手動で実行する必要がある。自宅や会社で電源とネットワークを確保した状態で、下記の手順を実行する。

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    先のメニューから「ダウンロードと更新」をクリック/タップし、同ページの「最新情報を取得する」ボタンをクリック/タップ

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    更新すべきUWPアプリがある場合はダウンロードが始まり、すべて最新の場合は、その状況を示すメッセージが現れる

PCのバッテリー駆動時間を延ばすコツは、不用な処理を極力避けることだ。ノートPCや2in1 PCのバッテリー駆動時間を、少しでも延長させたいときに試してほしい。

阿久津良和(Cactus)