「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

項目が現れない場合は最新ビルドへ更新

OneDriveやOneDrive for Businessの同期を行うOneDriveクライアントは、OSと同じく定期的な更新が加わっている。概要はMicrosoftのWebサイトで確認できるが、最近気付いたのはOneDriveアクティビティセンターに「設定」と「一時停止」が加わった点だ。

  • Windows 10 ミニTips

    OneDriveアクティビティセンターに加わった「設定」と「一時停止」

上図はInsiderリングのビルド18.025.0204.0009だが、別PCで確認したところ、Productionリングのビルド17.005.0107.0008でも同じメニュー項目の存在を確認できる。先のMicrosoftサイトで各ビルドの変更点を確認したが、OneDriveアクティビティセンターに関する言及はなかった。

同期の一時停止機能は、これまで通知領域のOneDriveアイコンを右クリックし、コンテキストメニューを使っていた。メニューの項目をたどって一時停止時間を選択する必要があり、タッチ環境だと操作ミスをしやすい。

  • Windows 10 ミニTips

    これまでは、OneDriveアイコンを右クリック/長押し→「同期の一時停止」→任意の一時停止時間……と、クリック/タップしなければならなかった

今回の変更に伴い、OneDriveアクティビティセンターに対するクリック/タップ操作だけで、同期の一時停止が可能になる。なお、OneDriveアクティビティセンターに並ぶファイル名をダブルクリック/タップすると、関連付けたアプリケーションでファイルを開き、青く書かれたフォルダー名をクリック/タップすると、そのフォルダーが開く。

もし、読者諸氏の環境でOneDriveアクティビティセンターに変化が見られない場合は、先のMicrosoftサイトにアクセスして、最新ビルドのダウンロードをおすすめする。

  • Windows 10 ミニTips

    執筆時点の最新ビルドは「17.005.0107.0008」。こちらのリンクをクリックするとセットアップファイルである「OneDriveSetup.exe」のダウンロードが可能になる

通常は、開発完了から1~2週間でロールアウトするProductionリングを選択すればよい。安定性を優先したり、業務に用いたりする場合は、60日の猶予を見てロールアウトするEnterpriseリングを選ぶとよいだろう。

阿久津良和(Cactus)