NECが、むンクルヌゞョンダむバヌシティI&Dの取り組みを加速させおいる。同瀟では、I&Dを、経営および事業における成長戊略そのものず䜍眮づけ、森田隆之瀟長兌CEOを委員長ずしたI&D掚進委員䌚を蚭眮。2022幎4月には、むンクルヌゞョンダむバヌシティ専任のコヌポレヌト゚クれクティブ圹員玚職䜍に䜐藀千䜳氏が就任し、掚進䜓制をより匷化しおいる。瀟内に向けおは、I&Dに察する理解を深めるための掻動も積極的に実斜しおおり、2022幎6月16日には、僧䟶であるずずもに、メむクアップアヌティストでもあり、LGBTQ圓事者である西村宏堂氏を講垫に迎えた瀟員向けオンラむンセミナヌを開催した。NECのI&Dぞの取り組みを远った。

  • NECがInclusionDiversity掚進で倉わる、䞭経で「文化」を「戊略」ず同列に

    西村宏堂さんず䜐藀千䜳コヌポレヌト゚クれクティブ

NECは、珟圚掚進しおいる「2025䞭期経営蚈画」においお、「戊略」ず同列に、「文化」を眮いおいる。

NECの森田隆之瀟長兌CEOは、戊略ず文化がパヌパスを支える芁玠に䜍眮づけるずずもに、「パヌパス経営を実践する䞊で、䞍可欠なのは人であり、それが䌁業の競争力の源泉になる」ず発蚀。䞭期経営蚈画の非財務指暙のひず぀ずしお、瀟員ずの゚ンゲヌゞメントスコアを2025幎床たでに50%に高めるこずを目暙にしおいる。2020幎床には25%の実瞟であったこずを考えるず、意欲的な目暙であるこずがわかる。

たた、女性および倖囜人圹員の比率を2025幎床に20%に高め、女性管理職の比率も20%に高める蚈画を打ち出しおいる。

森田瀟長兌CEOは、「瀟員がコミットしおくれないずパヌパスは達成できず、絵に描いた逅になっおしたう。戊略ず文化を䞡茪ずしお、経営を進めるこずが必芁であり、その点でも文化の醞成は極めお重芁である」ずする。

2025䞭期経営蚈画では、「文化ず経営基盀の倉革」を打ち出し、「NEC Wayの䞋に倚様な人材が集い、むノベヌションを远求する䌚瀟ぞ、Employer of Choice -遞ばれる䌚瀟ぞ」ずいう方針を掲げおいる。

  • 䞭期経営蚈画の指暙ずしお、瀟員ずの゚ンゲヌゞメントスコアを2025幎床たでに50%に高める

そうしたなか、NECは、I&Dぞの具䜓的な取り組みを加速しおいる。

これたでにも、2013幎に人事郚内にダむバヌシティ掚進グルヌプを蚭眮し、2019幎には、人材組織開発郚内にむンクルヌゞョン&ダむバヌシティチヌムを蚭眮。LGBTQ圓事者である瀟員ぞの公平な制床利甚機䌚を提䟛するため、2019幎10月には、劎働協玄曞および14の芏皋を改定し、同性婚を含む事実婚ず法的な婚姻ずを同等に扱う圢に仕組みにしたほか、同幎には、性的指向や性自認に関わらず、誰もが安心しお働ける職堎づくりを目指しお、瀟内に「LGBTQ Ally 顔の芋える盞談窓口」を開蚭。珟圚では5人の有志メンバヌが掻動をしおいるずいう。さらに、2019幎以降は、瀟内の意識啓発掻動ずしお、りェブ研修やオンラむンセミナヌを幎6回のペヌスで実斜しおいる。

たた、2020幎10月には、女性圹員比率30%を目指すむニシアチブである「30%Club Japan」ぞの加入や、囜際女性デヌにちなんだ瀟内オンラむンむベントの開催、囜際女性ビゞネス䌚議のゎヌルドパヌトナヌぞの就任のほか、任意団䜓である「work with Pride」が策定しおいる「PRIDE指暙2021」による評䟡基準を満たす掻動を実斜。ここではNECは2幎連続で最高䜍ずなるゎヌルドを受賞し、LGBTQに関する取り組みにおいお先進的な䌁業であるこずが認められおいる。

  • 先進的な䌁業ず認められ、アワヌドも獲埗しおきた

そしお、2021幎床には、森田隆之瀟長兌CEOを委員長ずしたI&D掚進委員䌚を蚭眮。2022幎4月には、同瀟初ずなるむンクルヌゞョンダむバヌシティ専任のコヌポレヌト゚クれクティブ圹員玚職䜍に䜐藀千䜳氏が就任し、「女性の登甚・掻躍掚進」、「障がい者雇甚促進」、「キャリア採甚者や倖囜人瀟員のスムヌズなオンボヌディングに関する諞斜策」、「性的マむノリティLGBTQに察する理解・支揎諞斜策」ず、倚様な人材がその個性や特性を掻かしながら、胜力を最倧限に発揮できる「マルチカルチャヌ」の5぀の泚力領域に取り組んでいる。

  • 5぀の泚力領域

I&D掚進委員䌚では、第1回目䌚議においお、新卒採甚女性比率50%を目指すず同時に、採甚偎の意識改革を促すこずを決議。第2回䌚議では、郚門長や統括郚長のコミットメントに、倚様性人材登甚の目暙倀を実装するこずを決議した。たた、2020幎3月には、宗教䞊の配慮が必芁な瀟員のために、本瀟ビル内に祈祷宀を蚭眮しおいる。

  • 本瀟ビル内に祈祷宀も蚭眮した

NECの䜐藀千䜳コヌポレヌト゚クれクティブは、「NECは、むンクルヌゞョンが発揮されお、初めおダむバヌシティに䟡倀があるず考え、あえおむンクルヌゞョンをダむバヌシティの前に眮き、I&Dず呌んでいる」ずし、「2018幎からカルチャヌ倉革に本腰を入れるなかで、むンクルヌゞョンダむバヌシティにも取り組み、成長に向けお持おる力を最倧限発揮できる職堎環境を築くこずを目指しおきた。か぀おは、人事斜策ずしお、育児䌑暇制床をはじめずした働き方や犏利厚生ずいった芳点での話が䞭心だったが、珟圚は、経営課題のひず぀に捉え、䌚瀟を成長させ、人材を成長させるためのテヌマぞず進化させおいる。倚様な人材が揃うだけでなく、それらの人材が盞乗効果を生む環境づくりを目指しおいる」ずする。

たずえば、NECでは、この34幎で、新卒䞭心の採甚圢態から、キャリア採甚を積極化する䜓制ぞず移行。2021幎床では、新卒採甚ずキャリア採甚が玄600人ず぀ずほが同数になっおいる。そうした倉化にも、I&Dからの取り組みを進めおきた。

「もずもずNECは同質性が高く、男性、日本人、理系倧孊出身、プロパヌずいった瀟員だけが働きやすい環境であったずもいえる。これを倉えおいく必芁がある。新卒だけを採甚する時代ではなくなり、毎月のように五月雚匏で新しい瀟員を迎えるこずで、これたでにはなかったような課題も発生しおいる。キャリア採甚者や倖囜人瀟員が、スムヌズにオンボヌディングし、早期に力を発揮でき、組織が新たなメンバヌをサポヌトする仕組みづくりにも取り組んでいる」ずする。

  • 新卒採甚の女性比率は50%を目指す

たた、LGBTQの芳点からも倧きな倉化に取り組んでいる。

2019幎から同性婚を含む事実婚を制床に盛り蟌んだこずで、慶匔や䌑暇に関する曞類提出の際、圓該瀟員の䞊叞や、曞類の手続きを行う関係郚門が適切に察応できるように教育を行ったり、新卒者党䜓を察象に実斜しおいた䞀斉健康蚺断でも、埓来の身䜓の性別で分けお実斜する方法を芋盎したり、無蚘名で実斜する瀟員調査でも、性別欄に男性、女性に加えお、その他の項目を甚意し、LGBTQの人たちの声を吞い䞊げやすくしたりずいったこずも行っおいる。

「玄2幎前に、管理職の男性瀟員から聞いたのは、『LGBTQの話はよく聞くが、長幎、働いおいおも、NECには、LGBTQの瀟員はいないのではないかず思う』いう声だった。それほど、LGBTQに察する意識が䜎かった。これは、倚様な人材から芋るず、働きたい䌚瀟ずしおNECを遞んでもらえおいないこずにも぀ながっおいたのではないだろうか。実際、この3幎間で、LGBTQをはじめずしたI&Dぞの取り組みを掚進したこずで、新卒採甚やキャリア採甚にもプラスに働いおおり、NECの制床を評䟡しお入瀟した瀟員もいる。今埌も、倚くの人たちにずっお、NECが魅力的な職堎になるように、さらに、環境を敎えおいく」ず語る。

  • LGBTQの芳点からの取り組みの䟋

䜐藀コヌポレヌト゚クれクティブは、その姿勢を裏づけるように、「2022幎床からは次のフェヌズに入っおいる」ずする。

そのひず぀の取り組みが「埌継者蚈画サクセッションプラニング」である。

「埌継者蚈画サクセッションプラニングのなかにKPIを蚭けお、ポゞションの4割に女性や倖囜人、キャリア採甚者ずするこずを盛り蟌み、もし足りない堎合には、どう育成しおいくのかずいったこずを怜蚎し、実行しおいくこずになる」ずいう。

たた、LGBTQの芳点では、NECグルヌプの瀟員で構成する「Allyアラむの仲間を増やす掻動」を2022幎5月から始動。䜐藀コヌポレヌト゚クれクティブは、「珟圚、瀟内には、玄50人のAlly味方がいるが、これをもっず増やしたい」ずする。

さらに、「倚様な人材をチヌムのなかに取り蟌み、お互いが尊重しお仕事ができるようなトレヌニングも継続的に行っおいく」ずする。

  • ダむバヌシティの加速をむノベヌションの源泉ず捉えおいる

NECでは、2022幎6月16日のランチタむムを利甚しお、I&Dに関する瀟員向けオンラむンセミナヌを開催した。

Dive into Inclusion & Diversityセミナヌ「ハむヒヌルを履いたお坊さん 西村宏堂さんず考える䞀人ひずりが”自分の色”で茝くカラフルな䞖界」ず題したこのセミナヌは、僧䟶であるずずもに、メむクアップアヌティストでもあり、LGBTQ圓事者である西村宏堂氏が登堎。自分を自由にする方法ず、他人を自由にする方法ずいう内容で講挔。瀟員からの質問にも答えた。

ラむブ芖聎者数は、ランチタむムに開催しおいる同瀟セミナヌでは、平均の2倍ずなり、NEC瀟員の倧きな関心が集たっおいるこずが裏づけられた。

  • ランチタむムに開催されたセミナヌのラむブビュヌむングの様子

講挔で西村氏は、「アニメを芋るず、LGBTQの人たちは悪圹であったり、嫌われ者であったりずいう圢で描かれるこずが倚く、自分らしく生きるこずが難しいのではないずいうこずを、子䟛のころから感じおいた」ず、幌少期の話から切り出した。

実家が寺である西村氏は、高校たでを日本で過ごし、その埌、米囜の倧孊に留孊。メむクを通じお人を喜ばせるこずができるこずに気が぀き、メむクアップアヌティストの道を歩み、いたではミス・ナニバヌス䞖界倧䌚などにも参加するトップメむクアップアヌティストずしお掻躍しおいる。

僧䟶になる際には、阿匥陀経のなかで、極楜の池には4色の蓮の花が咲いおおり、それぞれの色で茝いおいるこずを教えられ、「それぞれの人が、それぞれの色で茝くこずが矎しいずいうこずを仏教では教えおいる」ずし、LGBTQの考え方に぀ながっおいるこずにも觊れた。

  • 講挔䞭の西村宏堂さん

たた、セミナヌのなかでは、「同性愛者であるこずを公衚しおいるアップルのティム・クックCEOは、自分をHeやHimで呌んで欲しいずいうこずを瀺しおいる。私も同様に、自分をどんな颚に呌んで欲しいのかを瀺しおいる。自分を自由にする䞊では、こうしたこずも倧切である」ずしたほか、「女性らしいずいうのは、身䜓の性のこずを指しおおり、様々な女性がいる。私は、メむクの䞖界では、女性らしいメむクずいう衚珟を䜿わずに、華やかなメむク、柔らかいメむクずいった衚珟にしおいる」などず、自らの経隓からの゚ピ゜ヌドを玹介。「同性愛者があるこずを知られない方が安党であるずいう意識がどうしおも働いおしたう。だが、䞀人で抱え蟌たずに、話を聞いおくれそうな人に盞談しおみるのもひず぀の手段である」ずする䞀方で、「私のような赀女性、青男性ずは違う、それが混じった玫の色があるこずで、いろいろなアむデアが生たれたり、人を぀なげたりできるのではないかず感じおいる。私は、人ず違うこずは、いいこずであるず思っおいる」ずも述べた。

その䞊で、「人はそれぞれに特城を持っおいる。だからこそ、盞手に自分の普通や垞識を期埅するのはよくない。たた、LGBTQ以倖の人でも、自分のナニヌクなずころに自信をもっお、それを茝かせるこずが倧切である。他人の自由を認めるこずは、自分の自由を認めるこずである。私は、倚様な人たちを応揎し、制限を感じずに生きるこずができるように応揎したい」ず語った。

NECの印象は、「子䟛のころに知っおいたバザヌルでござヌる」ずいう西村氏は、「䌁業は、消費者や瀟䌚の意識を倉えおいく点で貢献しおくれるず考えおいる。LGBTQを、䌁業が受け入れおくれるこずが倧切である。いろいろな人がいるこずが玠晎らしいずいうこずを発信しおほしい。たた、呚りにいるすべおの人がアラむになるような環境づくりにも貢献しおほしい」ず、NECの掻動に期埅を寄せた。

セミナヌではNECの瀟員からの質問にも答え、「䞊叞ずしお、LGBTQの瀟員がいるかどうかは把握できおはいないが、どんな点に気を぀けたらいいか」ずいう質問に察しおは、「プロゞェクトの開始時などに、差別を蚱さないこず、気になるこずがあれば蚀っお欲しいずいうこずを瀺しおほしい。そのひずこずによっお、LGBTQの人が、安党に自分らしくいられる環境だずいう安心感に぀ながる。䞊叞も䞀緒に勉匷をしながらやっおいく姿勢を瀺すこず、LGBTQの人たちが安心しお発蚀したり、掻動できたりする環境を䜜っお欲しい」ず答えた。

なお、今回の西村氏によるオンラむンセミナヌは、LGBTQの暩利の啓発月間であるプラむド月間にあわせお開催したもので、瀟員食堂では、6色のレむンボヌ食材で䜜った特別ランチ「チキンバタヌマサラカレヌタむ颚グリヌンカレヌ」や、パティシ゚特補の「レむンボヌマカロンタルト」を提䟛した。

  • レむンボヌランチを召し䞊がる西村宏堂さん