本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していきます。今回は、Excelに搭載されている「スパークライン」機能で作成したグラフをカスタマイズする方法を確認していきます。なお、「スパークライン」の基本的な使い方については前回を参照してください。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

グラフの頂点(最大値)を強調表示させる

Excelの「スパークライン」機能を使えば、表のデータから小さなグラフを作成できます。たとえば各支店の毎月の売上金額を入力した表の場合、スパークラインの折れ線グラフや縦棒グラフで表すことで月ごとの売上の推移がわかりやすくなります。このスパークラインで作成したグラフは、最大値の部分だけ別の色で強調するといったカスタマイズが行えます。色分けすれば、データの傾向をひと目で把握しやすくなります。

  • 「挿入」タブのリボンにある「スパークライン」欄のアイコンをクリックすると、選択したセルに小さなグラフを挿入することができます

  • 挿入したグラフ(画面は「折れ線」)を選択して「デザイン」タブを選び、リボンの「表示」欄にある「頂点」にチェックを入れると、折れ線グラフの最大値の部分が強調表示されます

  • 「デザイン」タブのリボンにある「マーカーの色」アイコンをクリックし、表示されたメニューから「頂点」を選択して色を選びます

  • 折れ線グラフの頂点(最大値)が選択した色で強調表示されました

  • 折れ線グラフでは強調表示部分がわかりづらいという場合は、縦棒グラフに変えてみましょう。グラフを挿入したセルを選択し、「デザイン」タブのリボンにある「縦棒」アイコンをクリックします

  • 選択したセルのグラフが縦棒に変わりました。こちらのほうが頂点(最大値)の項目がハッキリと確認できるはずです

  • 「デザイン」タブのリボンにある「スタイル」欄でスタイルを選択すると、グラフの色を簡単に変更できます。好みのスタイルを選んで見栄えのよいグラフに仕上げましょう