つっぱることが男のたった一つの勲章なのかもしれない
本当は焼酎が好きなのに、わざわざウイスキーのボトルを注文するなんて……。どうしてそんな強がりをしちゃうのかしら、と疑問に思う読者も多いかもしれません。
でも、つっぱる(強がる)ことこそが男の勲章なのかもしれません。
「こうありたい」という姿を追い求め、ダンディズムを極めている、そんな強がりな男性が私は大好きです。良くも悪くも、令和の男性は強がることをしなくなったな、と感じます。
ホステスにシャンパンをおねだりされたら「仕方ないなあ」と応じ、おかげでちょっとボディタッチが過激になってきた彼女たちに対しては眉ひとつ動かさず、もちろん鼻の下も伸ばさず、もくもくとお酒を楽しむ。
どうしてそんな強がりをしちゃうのかしら、とは思うけれど「ダサい飲み方はしない」と、心に決めている昭和のおじさんがやっぱり大好きです。
カッコつけるには舞台と観客が必要
今回は、「焼酎好きなお金持ちおじさんがウイスキーのボトルもキープする理由」について解説しました。
高級ブランデー「コニャック」が出回り、「ブランデーメロン」なんていうものが流行したバブル期を生きたおじさんにとっては、焼酎はどうしても「家で飲むもの」です。
なので、焼酎愛飲家であっても、焼酎とは別にウイスキーのボトルをキープします。
そうまでして、「こうありたい」という姿を追求しているおじさんには「おバカさんよねえ」とは思いつつも愛おしさを覚えてしまう。男らしさや、男とはこうあるべきなんだ、ということをその立ち振る舞いで示してくれているおじさんが大好きです。
なんてことを書いてしまうと「銀座って窮屈な場所だなあ」と感じさせてしまうかもしれません。確かに、少し窮屈さはあると思います。例えばビーチサンダルやハーフパンツで利用できるクラブはあまりありません。
でも、「こうありたい」という姿を追及するには持ってこいの舞台だと思います。いつかは、丸い氷を入れたロックグラスでウイスキーを飲みながら、葉巻を吸ってみたいな、なんていう風にイメージしてみていただけたら嬉しいです。
せっかく女性の前でカッコつけるのですから。新橋のガールズバーももちろん素敵ですけれど、銀座にも足を伸ばしてみて欲しいです。

