銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。今回ご紹介するのは、自分の娘くらいの年齢のホステスに「26歳? もうおばさんだね(笑)」と言う50代のおじさん。
加齢は女だけのものだとでも思っているのでしょうか
「俺は何歳でしょうか? ヒント! まだまだアソコの方は元気です」
と、ホステスを相手に年齢当てクイズをして、
「えー、当てますよ? 38歳?」
「もっと下かな? 34歳?」
「お肌とかツルツルですもんね」
と、散々彼女たちに社交辞令とお世辞を言わせて楽しんだ後、
「ブッブー! もう還暦手前! 56歳でしたー!」
と、大満足顔のそこのあなた。
そしてさらに
「キミはいくつなの? え! 26歳? もうおばさんだね(笑)」
と、ふんぞり返っているそこのあなた。
20代前半の女の子はピッチピチのピッカピカで眩しすぎる、というところまではわかっているのに、25歳を超えた女は「おばさん」として認識してしまうのはなぜなのでしょうか。
26歳なんてまだまだ小娘ですよ。
シッワシワのギットギトのご自身のことはうんと高い棚にあげて、26歳の女の子に
「女性は大変ですねえ……」
とか、言っちゃってるそこのあなた。あなたに向かって話しています。あなたも大変なことになっていますよ。もしかして、家に鏡がない?
加齢は女だけのものだとでも思っているのでしょうか。
いくつになっても「ママ」が大好きなあなた
26歳が「おばさん」感覚のおじさんにとっては、36歳(私)のことなんかはもう同年代です。なんなら、年上感覚です。
「オトナの女性に甘えてみたいんだよね」
「落ち着いた年齢のお姉さんもたまにはいいよね」
「ちょうどいいんだよね、キミくらいが」
と、勝利を確信した顔で立ち向かってきます。
「こいつ(さらにおばさん)ならイケる」と、舐め腐っているわけです。
36歳の女のことは舐め腐ってしまう一方で、そのさらに上の40代のお着物を着たレディたちにお酌をされた途端に
「ママ」
と、赤ちゃんの顔をしてしまう。
26歳はおばさんで、30代は同年代かそのさらに上、そしてそのさらに上の40代はママ。でも自分は56歳。
一体どうなっているのでしょうか。
おめでたい頭だな
私たちが26歳あたりから「もうおばさんになっちゃったな」「生きててすみません」くらいのつもりで肩身の狭いおもいをしている一方で、おじさんたちは「実年齢より若く見られますので」と、胸を張って前向きに恋愛を楽しんでいるわけなのですが、そのおかげで我々のようなものがおまんまを食っていけるわけでもありまして。
本当にありがたいことですよね。

