iPhoneの「設定」には「一般」という項目があります。一見するとよくわからない機能が並んでいるように見えますが、実はiPhoneの使い勝手やメンテナンスに重要な項目がたくさん含まれているのです。

今回は、文字入力をより快適にするための「ユーザ辞書」と「片手用キーボード」の設定をご紹介します。

文字変換を効率化するユーザ辞書

ユーザ辞書は、普通に入力しても変換できない固有名詞などをあらかじめ辞書に登録しておくことで、変換できるようにする機能です。企業名・商品名や、難読の人名などによく利用されます。

また「あり」で「ありがとうございます」、「mn」で「マイナビニュース」など、頻繁に使う文字列をショートカットで入力できるよう登録するのも効率的です。

  • 「設定」を開き、[一般]→[キーボード]の順にタップ。[ユーザ辞書]をタップします

  • [+]をタップ。登録したい単語と“よみ”を入力して[保存]

ユーザ辞書は「設定」から開くだけでなく、Safariやメールなどで登録したい文字列を見つけた時に、その場で登録することも可能です。

  • Safariなどの画面上で登録したい文字列を選択。メニューが表示されたら右→左へスクロールし、[ユーザ辞書…]をタップ。辞書登録画面が開いたら“よみ”を入力して[保存]をタップします

片手操作を効率化する「片手用キーボード」

iPhoneの大型化に伴って、片手操作がしづらくなった方も多いのではないでしょうか。特にキーボードの片手操作は、遠くのキーに指が届かなかったり、誤ったキーに触れてしまったりして、入力の効率が落ちがちです。

そんな場合におすすめしたいのが「片手用キーボード」です。キーボード全体の幅が狭まり、左右のどちらかに寄せて表示されるので、端のキーにも指が届きやすくなります。

  • 「設定」を開き、[一般]→[キーボード]→[片手用キーボード]の順にタップ。[右側]または[左側]を選択します

  • キーボードを開くと、幅の狭めのキーボードが、右側または左側に寄せて表示されます。元のサイズに戻すには、余白にある[>]をタップします

なお、片手用キーボードは「設定」を開かなくても、キーボードの切り替えアイコンを長押しすることで変更が可能です。

  • キーボードの切り替えアイコンを長押し。メニューが開いたら[右側]または[左側]をタップすると、片手用キーボードの状態になります