老眼鏡をかけても小さな文字が読みづらい、と思ったらiPhoneの「拡大鏡」機能を活用するのが便利です。パッケージ裏の小さな文字や、色味のせいで見えにくい文字も、画面上に見やすく表示してくれます。

  • iPhoneでお手元にあるモノを大きく表示できる「拡大鏡」機能

「拡大鏡」機能は「コントロールセンター」に

iPhoneの「拡大鏡」機能は、「コントロールセンター」に収納されている便利機能のひとつです。

コントロールセンターとは、iPhoneの画面・音声・通信などの設定を制御する固定の操作パネルと、カスタマイズ可能な便利機能のアイコンを並べた、リモコンのような画面です。ホーム画面の上(または下)からスワイプして開きます。

  • Face IDモデルはホーム画面を右上から下へ、Touch IDモデルは下から上へフリックして開きます。ホーム画面は何枚目でもOKです

  • 上段は固定表示。下段の各種アイコンは表示・非表示をカスタマイズできます。今回はこのうち「拡大鏡」機能の使い方をご紹介します

なお、コントロールセンターに「拡大鏡」アイコンがない場合は、最後にご紹介する「コントロールセンターのカスタマイズ」で、アイコンの表示方法をご確認ください。

拡大鏡機能の使い方

コントロールセンターを開き、「拡大鏡」アイコンをタップしてみましょう。

  • 「拡大鏡」アイコンをタップ→カメラのような画面が開き、対象物が拡大表示されます

  • ズームのスライダを左右に動かして拡大倍率を変更。「拡大鏡」を終了するにはホームバーを上にフリックします(またはホームボタンを押す)

明るさや色味を調整し読みやすくする

拡大しても読みにくい場合は、明るさや色味を調整してみましょう。

  • ズームの下にあるボタンをタップすると明るさや色味の調整メニューが表示されます。メニューを閉じるには、アイコンをもう一度タップします

  • 「明るさ」画面全体の明るさを調整します
  • 「コントラスト」画面全体をくっきりさせる、またはふんわりさせます
  • 「カラーフィルター」色味のきつさや配色の問題で見にくい際に、表示色を調整します
  • 「フラッシュライト」くらい場所、窪んだ場所に光を当てて見やすくします

画面を静止させる

表示を拡大すると手ブレも大きくなるため、文字が読みにくい場合があります。そんな時は、シャッターを押して一時的に画面を静止させます。

  • シャッターボタンを押すと一時的に画面が静止します。静止を解除するには「×」をタップします

「マルチ写真モード」を使うと、複数の静止画を一時的にキープすることができます。

  • 「マルチ写真モード」のアイコンをタップ。シャッターボタンを押して複数の静止画を撮影します。「表示」ボタンを押すと、撮影した静止画を1枚ずつ表示させることができます

撮影した静止画は、通常保存されません。保存したい場合は右上の「シェアボタン」をタップし、保存先を選択します。

  • 静止画が表示されている状態で、右上のシェアボタンをタップ。シェアシートから「画像を保存」をタップします。これで「写真」アプリに保存されます

コントロールセンターに「拡大鏡」を表示させるには

コントロールセンターの表示内容は「設定」アプリからカスタマイズができます。

  • 画像:「設定」→「コントロールセンター」を開き、画面を下へスクロール→並んでいる項目から、「拡大鏡」の「+」をタップすればOK