iPhoneの通知は便利ですが、多すぎると何が重要な情報かがわからなくなってしまいます。これをうまく整理すれば使いこなし度がワンランクアップ。iOS 12では通知を使いやすくするためのオプションが強化されましたので、ぜひ活用してみてください。

(1)通知の「グループ表示」の見方

アプリの通知は画面の上部にチラ見えしたり、使用していない間はロック画面に溜まる形で届けられます。ホーム画面を上端から下にフリックして「通知センター」を開いてもチェックできます。

  • アプリの通知は、通常このような形で届きます

  • 「通知センター」を開くと、未処理の通知を一覧できます

以前は、通知が届いた順に1件ずつ並んでいましたが、iOS 12ではアプリ別にグループ表示されるようになり、スッキリしました。グループはタップすると広げて見ることができます。

  • 同じアプリから通知が複数届いた場合、グループで表示されます→タップするとグループの中身を広げて表示→「表示を減らす」で再びグループ表示になります

(2)要らない通知をその場でオフにする方法

通知は便利ですが、多すぎると本当に必要なものが埋もれてしまいます。必要なものだけに絞るのが使いこなしの第一のコツです。特に必要でないアプリの通知が届いた場合、その場で通知を受け取らない設定に変更できます。

  • 通知センターを開き、不要な通知を左へスライド。「管理」をタップします

  • このアプリの通知が一切不要な場合は「オフにする…」→「通知をすべてオフにする」をタップ

なお、「目立たない形で配信」を選択すると、通知センターにだけひっそり届き、ロック画面や使用中の画面に表示されたり、通知音が鳴ることはなくなります。

(3)「設定」で通知をオフにする方法

そもそも、どのアプリが通知を受け取る状態になっているのでしょうか。「設定」から確認できます。不要なアプリがあれば受け取りをオフにしたり、表示方法を変えられます。

  • ホーム画面から「設定」→「通知」の順にタップ。インストールされているアプリ一覧が並び、通知の受け取り状態が表示されています

  • アプリ名をタップ→「通知を許可」をオフにすると、そのアプリからの通知が届かなくなります

  • また、通知をどこに表示させるか、音を鳴らすか、赤丸数字を出すかどうかをカスタマイズすることもできます

(4)すべての通知を一時的にオフにする方法

会議中や会食中など、通知が鳴るのを避けたい場所では「おやすみモード」を活用するのがオススメです。おやすみモードにしておくと、スリープ中に通知が届いても音・光・振動がありません。後から通知センターを開くと、その間に届いた通知を確認できます。なお、おやすみモード中もその他の機能は普通に使用可能です。

  • iPhone X系は右上から下へ、その他は下端から上に画面をフリック。コントロールセンターが表示されます

  • おやすみモードを3Dタッチ(※)→おやすみモード終了のタイミングを指定します。これで完了です

※3Dタッチは、iPhoneの画面をクイッと押し込む操作方法です。梱包のプチプチを潰すイメージで押してみてください。3Dタッチ非対応の機種では長押しします。

  • おやすみモードを手動でオフにすることもできます。先ほどの手順でコントロールセンターを開き、おやすみモードをタップします