n年前の今日、どんな出来事があったか覚えていますか?本コーナーでは、ちょっと懐かしいガジェット関連のトピックを振り返ってお届けします。最新情報の箸休めにでもご笑覧ください。

2008年9月12日、パナソニックのデジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-G1」が発表されました。マイクロフォーサーズシステムの市販モデル第一弾で、その後のレンズ交換式デジタルカメラのあり方を大きく変えた製品です。

  • LUMIX DMC-G1

    LUMIX DMC-G1

今でこそ、レンズ交換式のデジタルカメラといえばミラーレスが当たり前ですが、当時はまだデジタル一眼レフ全盛の時代。一眼レフの形状や使い勝手を踏襲しながらミラーボックスを廃してEVFに置き換え小型化した新しいスタイルで、その後広まっていくミラーレス一眼というジャンルのさきがけとなった機種でした。

オリンパス(当時)とパナソニックは元々、同じく4/3型センサーを用いた一眼レフのフォーサーズシステムを展開しており、2008年8月5日にミラーレス版のマイクロフォーサーズシステムを発表。9月12日にDMC-G1が発表され、10月31日に発売というスピード展開でした。

主なスペックとしては、有効1210万画素の4/3型Live MOSセンサーを搭載し、オートフォーカスは23点のコントラスト式。ISO感度は最大3200、シャッタースピードは60〜1/4000秒。サイズは約124×83.6×45.2mm、重量は約385g。

なお、発表・発売からおよそ半年後の2009年春には派生機種として、後に動画機として長く支持されていくGHシリーズの初代機「DMC-GH1」も登場しています。