n年前の今日、どんな出来事があったか覚えていますか?本コーナーでは、ちょっと懐かしいガジェット関連のトピックを振り返ってお届けします。最新情報の箸休めにでもご笑覧ください。

まだフィーチャーフォン全盛期で、各社から個性豊かな「ガラケー」が登場していた2009年。ソーラーパネルを内蔵し、どこでも充電できるというユニークな端末が発売されました。

  • SH-08A

    SH-08A

近年でも、災害による停電などに備えた身の回りの電子機器の充電手段として、ポータブル電源にソーラーパネルをつなぐ、あるいは大容量モバイルバッテリーにソーラーパネルを内蔵するといった使い方はされていますが、携帯端末に直接ソーラーパネルを付けたものは見かけません。

SH-08Aは背面にソーラーパネルを搭載しており、閉じた状態で日の当たる場所に置いておくと、10分間のソーラー充電で1分間の通話が可能とされていました。大画面で性能も消費電力も違う今のスマートフォンだと、このサイズのソーラーパネルでは起動に必要な分を発電するだけでも大変そうですから、ガラケー時代だからこそ実現できたアイデアかもしれませんね。

今回は2009年9月11日に発売されたドコモの「SH-08A」をピックアップしましたが、同シーズンにau向けの「SOLAR PHONE SH002」やソフトバンク向けの「SOLAR HYBRID SoftBank 936SH」も発売されており、3キャリア向けのシャープ製2009年夏モデルにそろって搭載された目玉機能でした。

  • 10分のソーラー充電で1分通話できた

    10分のソーラー充電で1分通話できた