今回はヨドバシカメラ マルチメディア横浜を訪ね、高級ドライヤーの売れ筋を取材しました。

ドライヤーは、言わずと知れた髪を乾かす道具ですが、最近は髪や頭皮に潤いを与えてくれる美容効果の高い製品が目立っていて、ジャンル全体の売れ筋にもなっています。

同店で医療・理美容専門チームに属するマネージャの高野咲星氏は、この傾向について「各社のドライヤーのなかで上位モデルがよく売れるという流れが根本にあると思います。『上位機の機能が毎日得られるなら』と、高価でもそちらが選ばれるわけです」と紐解いてくれました。

  • ヨドバシカメラマルチメディア横浜のドライヤー売り場。高野咲星氏にナビゲートしてもらった

    ヨドバシカメラマルチメディア横浜のドライヤー売り場。高野咲星氏にナビゲートしてもらった

毎日使うドライヤーだからこそ良いモノを…という価値観が浸透した現在は、4万円前後の高付加価値モデルにヒット作が多くなっているそうです。購入層は女性が中心ながら、男性の美容意識の高まりもあって、「一家全員で使える高級ドライヤーを」という流れにもなっているとか。

下記の「高級ドライヤー選び 3つのポイント」を踏まえて、直近の売れ筋トップ5を追っていきましょう。

<高級ドライヤー選び 3つのポイント>

  • 「早く乾かしたい」「潤いを大切にしたい」「コンパクトがいい」など、自分のなかの一番のニーズを探ることが肝心。
  • 売り場ではぜひ実機の試用を。30秒のブローではっきりと違いが分かるくらいに差が出ることもある。
  • 海外でも使うなら、海外の電圧にも対応して、プラグを同梱したものを対象にしよう。

※本文と写真で掲載している価格は、2025年11月6日14:30時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見てください。

第1位:コンパクトで速乾と潤いが得られる「IB-WX902」

一番人気に挙げられたのは、シャープの「IB-WX902」でした。ドレープフロー構造を採用したスリムなヘッドは手首の負担が少なく、距離センサーとAIによってダメージを抑えて効率的に乾かせます。プラズマクラスターにより髪に潤いを与えられるのも、同社ならではの特徴といえるでしょう。取材時の価格は42,680円でした。

「風量がしっかりあって、潤いも与えられて、しかもコンパクト。最近のトレンドを3つとも高いレベルで実現しているので、多くの方に選ばれています」

  • シャープ「IB-WX902」(中央)

    シャープ「IB-WX902」(中央)

第2位:頭皮から整えて美顔に導く「リフトドライヤー HC-20N-1」

続く2位は、ヤーマンの「リフトドライヤー HC-20N-1」でした。潤いを与えながら素早く乾かす基本性能を備えつつ、同梱のリフトヘッドによって頭皮ケアからフェイスケアまでこなせるのが特徴です。取材時の価格は38,900円でした。

「髪も頭皮もお顔と同じように整えるコンセプトですね。乾かして、冷まして、整えるという3ステップをこなしていくだけで艶のある髪に仕上がり、最終的に美顔にもつながるというところで高く評価されています」

  • ヤーマン「リフトドライヤー HC-20N-1」

    ヤーマン「リフトドライヤー HC-20N-1」

第3位:折りたためて持ち歩きやすい「KINUJO Hair Dryer」

3位に入ったのは、KINUJO JAPANのドライヤー「KINUJO Hair Dryer」です。直径約3cm、本体363gのコンパクトなボディに、大風量と遠赤外線による速乾効果を盛り込んでいるのが特徴となります。本体を折りたたんで持ち運べるのもポイントです。取材時の価格は35,200円でした。

「こちらも1位と似たところがあって、大風量で髪の潤いがしっかり守れて、なおかつコンパクトという総合力が評価されています」

  • KINUJO JAPAN「KINUJO Hair Dryer」

    KINUJO JAPAN「KINUJO Hair Dryer」

第4位:20年の信頼が支える「ナノケア EH-NA0K」

4位には、パナソニックの「ナノケア EH-NA0K」が挙げられました。高浸透ナノイーによる水分を髪の内部にまで届ける仕組みを備えています。取材時の価格は38,610円でした。

「製品自体の評価も高いのですが、いまの高級ドライヤーの市場を作った草分けのブランドという信頼も人気を後押ししています。ナノケアは20周年を迎えただけあって、長い間使っている人も少なくありませんから」

  • パナソニック「ナノケア EH-NA0K」(右寄り3つ)

    パナソニック「ナノケア EH-NA0K」(右寄り3つ)

その信頼感もあってか、主力である4万円前後のラインから2倍の価格となるハイエンドクラスも好調に売れているそうです。ナノケアの現行ハイエンドである「ナノケアULTIMATE EH-NC80」は、取材時の価格は84,150円でした。

「速乾性や潤いなどはもちろん最上級ですが、それに加えて『ストレートにしたい』『ふんわりさせたい』といった個々の好みにあわせて最適化できるメニューを備えています。そこを気に入って指名買いされる方は多いですね」

  • パナソニック「ナノケアULTIMATE EH-NC80」

    パナソニック「ナノケアULTIMATE EH-NC80」

第5位:Refaでトータルコーディネイトできる「BEAUTECH DRYER S+」

5位に入ったのは、Refaの「BEAUTECH DRYER S+」でした。折りたたんでコンパクトに持ち運べるデザインを採用しており、取材時の価格は39,600円でした。

「コンパクトですがパワフルで素早く乾かせるので、旅行先でも使いたい人に好評です。加えて、Refaはシャンプーやシャワーヘッドもありますから、それらとブランドを統一して環境を整えたいという方にも人気があります」

  • Refa「BEAUTECH DRYER S+」

    Refa「BEAUTECH DRYER S+」

  • ほかのRefa製品も一緒に並べられている

    ほかのRefa製品も一緒に並べられている

はみ出し情報・・・男性人気トップはガツン系の「MONSTER KHD-W995」

男性人気が先行している人気ドライヤーも尋ねました。高野氏が挙げたのは、小泉成器の「MONSTER KHD-W995」でした。同梱のノズル使用時に、最大風速毎秒46mの風量で髪が乾かせるのが強みです。取材時の価格は27,280円でした。

「わりとコンパクトで、ガツンと髪が乾かせます。スカルプ機能やマイナスイオン発生機能などを備えつつ、3万円を切る価格帯にまとめているのは高評価ですね」

  • 小泉成器「MONSTER KHD-W995」

    小泉成器「MONSTER KHD-W995」