米Qualcommは9月14日(現地時間)、モバイルプラットフォームの次期フラッグシップの名称を「Snapdragon 8 Elite Gen 5」と発表した。同社は9月23〜25日に米ハワイで開かれる「Snapdragon Summit 2025」でこの新チップセットを正式発表する予定である。

Snapdragon 8シリーズの名称は、Snapdragon 8 Gen 1、Gen 2、Gen 3と続いていたが、昨年CPUコアにQualcommが独自開発した「Oryon」をモバイル向けで初めて搭載し、大幅な性能向上を実現したのを機に「Elite」ブランドを導入。「Snapdragon 8 Elite」に改められた。Qualcommによれば、「Elite」という名称は機能、体験、イノベーションにおいて限界を押し広げ、業界をリードするQualcomm製品に与えられる。一方、世代表記がなくなったことで、Snapdragon 8シリーズがたどってきた過程が製品名から見えにくくなった。

Snapdragon 8 Eliteに続く次期フラッグシップについて、これまで報道では「Elite 2」という名称になると予想されていた。Qualcommは新名称について、「Gen 5(第5世代)」で8シリーズの系譜(8 Gen 1/ Gen 2/ Gen 3/ 8 Elite)を示し、最上位ブランド「Elite」を併記することで、ロードマップにおける位置付けを明確化したと説明している。

なお、第4世代にGen 4を用いなかった理由として、一部の業界アナリストは中国文化で不吉な数字とされる「4」を避けた可能性を指摘している。Qualcommは過去にもマーケティング上の理由から、中国で縁起の良い数字として「Snapdragon 888」という名称を採用したことがある。

Snapdragon 8 Elite Gen 5は、Appleの新型「A19 Pro」チップセットの対抗馬と目されており、SamsungのGalaxy Sシリーズの次期フラッグシップなど、2026年に登場するAndroidスマートフォンの主要モデルへの搭載が予想されている。すでに性能に関するいくつかの噂が報じられている。MediaTekのDimensity 9500がAnTuTuで400万スコアを超えたというvivoの投稿が話題になったが、Snapdragon 8 Elite Gen 5は420万スコアを超える可能性が取り沙汰されている。