Nothing Technologyから最新スマートフォン「Nothing Phone (3)」と、オーバーイヤー型のヘッドホン「Nothing Headphone (1)」が日本でも発表されました。同社の製品といえば、背面が光る独自のインターフェースを搭載したスマートフォンや、クリアパーツを大胆に採用したワイヤレスイヤホンなど、"光"と"透明"をモチーフとしたデザインで知られています。今回登場した2つの新製品はそのアイコニックなデザインを継承しつつ、ブランドの次なるステージを示す存在へと仕上げられています。Phone (3)とHeadphone (1)の特徴的な部分を見ていきましょう。

  • デザインがさらに進化した「Nothing Phone (3)」と「Nothing Headphone (1)」

通知だけではなくコンテンツに応じて背面のLEDライトが光るNothingのスマートフォンは、本体の背面側をあえて見せたくなるという、唯一無比と言えるデザインが特徴でした。しかし今回発表されたPhone (3)ではその大胆なLEDライトが無くなっています。その代わりに右上にGlyphマトリクスが搭載されました。これは489個のLEDライトを埋め込んだ丸形のディスプレイで、ドットパターンでアイコンや数字など様々な情報を表示できます。

  • 新たに搭載されたGlyphマトリックス

標準では約100種類のモノクロアイコンが登録されており、Essential通知設定からアラーム、不在通知、アラートなど様々なアクションに対して、背面に表示することができます。Nothingらしいセンスあるアイコンが多いのも特徴。各種アクションを追加していけば、通知を見るという動作も楽しくなります。

  • ドットアイコンは多数プリインストール。写真のドット化も可能

なおアイコンは顔写真などを撮り込んでドット化し、それを利用することも可能です。連絡先の家族や友人の顔写真をドット化して、着信時にそれぞれ表示させるといったこともできるわけです。このGlyphマトリクスによる通知表示は、Nothingの従来モデルに搭載された背面が光る体験を新しく進化させたものと言えるでしょう。

  • 写真のドット化も味わいがある

またGlyphマトリクスには時計やタイマーなど、Glyphトイと呼ぶミニアプリを動かすこともできます。背面の中央右側にある丸いタッチセンサー、Glyphボタンを長押しするとGlyphトイが起動できます。利用できるアプリは標準でインストールされており、新しいアプリが登場した時はシステムアップデートで追加されるようです。

  • 背面にあるGlyphボタン

Glyphトイはタイマーやバッテリー残量表示など実用的なものだけではなく、瓶回しやじゃんけんなどちょっと遊べるものも入っています。SDKが公開されており、今後多くのGlyphトイが登場することが期待されます。なおこのGlyphマトリックスは他にも録音中に音量インジケーターを表示するなど、多種のアプリが通知画面として活用しています。

  • Glyphトイは様々なものが登場予定

Phone (3)はライティングだけではなく、AI機能もアップデートされています。側面にあるEssentialキーを押すと、画面のキャプチャを取ったり録音を開始でき、それらのデータはすべてEssentialスペースに保存されます。それらのデータはAIにより要約なども行われます。そして今後実装予定のEssentialサーチを使えば、Phone (3)内に保存されているデータを縦断して検索も可能。写真、文章、カレンダーなど、データ形式を問わず必要な情報を簡単に探し出せるようになります。

  • AI機能も強化されている

そしてカメラ性能も大きく高まっています。5,000万画素カメラを背面の広角、超広角、3倍望遠、フロントと全てに搭載。写真や動画をどの画角で撮っても満足の行く仕上がりが得られます。3倍望遠はロスレスの6倍、デジタルの30倍、10cmまで近寄れるテレマクロと機能も充実。Phone (3)のカメラは他のメーカーの最上位機種と同等の性能を誇るのです。

  • カメラの強化も大きなポイント

チップセットはクアルコムのSnapdragon 8s Gen 4、バッテリーは5,150mAh。価格は12GB+256GB版が12万4,800円、16GB+512GB版が13万8,900円。なお楽天モバイルでも取り扱いがあり、12GB+256GB版は若干安く11万9,800円となっています。

さてHeadphone (1)はNothingらしい透明パーツにアルミフレームを組み合わせた、未来感とレトロ感の両方をイメージしたデザインが特徴です。オーディオメーカーのKEFと協業しており、AIベースのノイズキャンセリングやハイレゾ再生にも対応。Bluetooth 5.3のみならず3.5mm端子による有線接続も可能です。

  • 特徴的なデザインのHeadphone (1)

本体の操作はすべてボタンで行います。音量調節、曲の前後送り、電源、カスタムボタン、ペアリングボタンなど、全て形状が異なるボタンが搭載されているので、指先でどの操作を行うのかもすぐにわかります。タッチ、ダブルタッチ、スワイプといった操作が無いのでどんな環境でも操作に悩むことは無く、音楽や動画に没頭することができるのです。

  • ボタン操作なのでコンテンツに没頭できる

Headphone (1)はNothing以外のスマートフォンでも使えます。価格は3万9,800円と手ごろです。他にはなかなかないデザインですから、iPhoneや他のAndroidスマートフォンユーザーにとっても気になる存在になるのではないでしょうか。

  • 4万円を切る価格は魅力的だ