米Appleが7月31日(現地時間)に発表した2025年度第3四半期(2025年4月〜6月)決算は、売上高とEPS(1株当たり利益)が4〜6月期の過去最高を記録し、市場予想を上回る増収増益となった。主力のiPhoneが2桁成長を遂げたほか、Mac部門も好調を維持。App Storeなどを含むサービス部門の売上も過去最高を更新した。決算発表の会見において、ティム・クックCEOはAI分野への投資拡大と、M&A(企業の合併・買収)にも前向きな姿勢を強調した。
4〜6月期の売上高は前年同期比10%増の940億3600万ドル、純利益は同9%増の234億3400万ドルであった。希薄化後のEPSは1.57ドルとなり、前年同期の1.40ドルから12%増加した。売上総利益率は46.5%。この結果は、市場アナリストの予想平均(売上高895億3000万ドル、EPS1.43ドル、売上総利益率 45.9%)を大きく上回った。
以下は製品カテゴリー別の売上高(増減は前年同期比)。
- iPhone: 445億8200万ドル(13%増:売上高全体の47%)
- Mac: 80億4600万ドル(15%増:売上高全体の9%)
- iPad: 65億8100万ドル(8%減:売上高全体の7%)
- ウェアラブル/ホーム/アクセサリ: 74億400万ドル(9%減:売上高全体の8%)
- サービス: 274億2300万ドル(13%増:売上高全体の29%)
iPhone 16シリーズは、前年のiPhone 15シリーズと比べて長く好調な販売を維持しており、13%の力強い成長を見せた。Macは製品カテゴリーの中で最も高い15%の成長を記録 。これは3月に発売されたM4搭載の新型MacBook Airが貢献したとみられる 。
地域別では、4〜6月期はすべての地域で増収を達成した 。特に注目される中華圏の売上高は、前年同期比4%増の153億6900万ドルとなり、 ほぼ2年間続いていた減収から増加に転じた。日本市場は、同13%増の57億8200万ドルだった。
決算発表の会見でクックCEOはAIについて、「我々の時代で最も深遠な技術の一つ」との認識を示し、同分野への投資を「大幅に増やしている」と強調した。また、企業買収に関して、開発ロードマップを加速させるものであれば、企業の規模を問わず積極的に検討する考えを明らかにした。
