文書に手書きのイラストを添えることはできても、数式はちょっと...べき乗や関数には独特な書きかたがあるうえに、分数やシグマのように複数行にまたがり書くものは、手書きではバランスを崩してしまいます。見栄えにも難があり、レポートで使用したら心象が悪くなりかねません。
そんなとき思い出してほしいのが、iPhoneユーザは無償利用できるAppleのワープロアプリ「Pages」です。Pagesは、LaTeXコマンドとMathML要素をサポートしており、それらの表記ルールに従った数式を挿入すれば、教科書で見るような整然とした数式を文中に表示してくれるのです。
LaTeX/MathMLなんて知らない、という人も諦めてはいけません。手書きした数式をLaTeXの数式モード(数式を表現するためのソースコード)に変換してくれるWEBサービスを利用すれば、かんたんにPagesで美麗な数式を表現できてしまいます。
手順はかんたん。まず、手書き数式をLaTeXに変換してくれるWEBサイトにアクセスし、数式を手書き入力しましょう。プレビューを見ながら調整し、完成したら「Math」タブをタップすると現れるソースコードをコピーしましょう。
次に、Pagesで数式を挿入する文書を開いてツールバー上の「+」をタップ、「方程式」を選択しましょう。現れたシートの下部に、コピーしたソースコードをペーストすれば、手書きしたとおりの数式がプレビューされるはずです。あとはシート上部の「挿入」をタップすればOK、文書のカーソル位置に整然とした数式が表示されるはずですよ。