スマートリングを開発・提供するフィンランドのOURAは7月17日、スマートリング新製品「Oura Ring 4」を日本で発売した。ヨドバシカメラ、ビックカメラ、Amazon、楽天およびOURA公式サイトで購入できる。カラーは6色を用意し、価格は下記の通り。
- Silver/Black:52,800円
- Brushed Silver/Stealth:59,800円
- Gold/Rose Gold:74,800円
Oura Ringは指に装着するだけで健康データを記録できる指輪型ウェアラブルデバイス。最新モデルのOura Ring 4は、2022年12月に発売した「Oura Ring Gen3」の後継モデルとなり、主にデザインやセンサーが進化した。計測データはスマートフォン向けアプリ「Ouraアプリ」で確認する。
Oura Ring 4では研究レベルのセンサーとアルゴリズムを組み合わせた「スマートセンシング」技術を搭載し、指の形や肌の色に対応した健康データの収集が可能という。Oura Ring Gen3では8つだったセンサー経路を18に増加し、睡眠、アクティビティ、体表温の変化、心拍数、ストレスなど50以上の健康指標をシリーズ中最も正確に把握できるとする。
計測データは「コンディションスコア」「睡眠スコア」「アクティビティスコア」の3つに集約して表示。
コンディションスコアはその日を活動的に過ごせるかを示す総合的な指標。睡眠スコアは前夜の睡眠の質を総合的に評価するもので、睡眠レベルや心拍数、体表温の変化などを分析して算出されされる。クティビティスコアは活動全体のバランスを評価する。
ストレスは心拍数、心拍変動(HRV)、体表温の変化といった生体指標の微細な変化を継続的に測定して算出され、15分に1度という高い頻度で計測。ストレス耐久力や回復力を推測する「レジリエンス」機能と組み合わせ、ストレスへの対処力や順応状況などを確認できる。
高精度な皮膚温センサーにより女性の生理周期トラッキングも行え、また妊娠中の場合は体調や睡眠パターンの変化を記録・分析する「妊娠インサイト」機能も利用できる。なお計測データは医療機器として設計・販売されているものではなく、同機は病気の診断・治療・予防を目的とした製品ではないとする。
本体素材は軽量で耐久性の高いチタン製。デザインも新しくなり、内側に配置したセンサーを0.3mmの高さに抑えたことでOura Ring Gen3よりも薄くなり、フィット感を高めた。
基本機能は無料だが、利用は月額制のサブスクリプション「Ouraメンバーシップ」への加入を前提とする。
Ouraメンバーシップに加入すると過去のデータを確認できるほか、詳細な睡眠分析やリアルタイム心拍数、ワークアウト中の心拍数モニタリングといった全ての計測データ、パーソナライズされたインサイトなどを確認可能。加入しない場合は、その日のコンディション、アクティビティ、睡眠の3つのスコアを確認できる。Ouraメンバーシップ料金は月額999円、年額11,800円。
本体サイズは7.90mm、厚さ2.88mmで、重さは3.3~5.2g。充電はパッケージ同梱の専用充電器(USB-C接続)から行う。防水性能は100m/328ftまで。リングサイズは4~15の12サイズを用意する。サイズはOura Ring Gen3と異なるため、事前にサイジングキットの利用を推奨している。