issinは3月13日、“楽しい健康習慣”をテーマに、装着すると回復具合を可視化できるスマートリング「Smart Recovery Ring」を発表しました。主に前日のストレス、活動量、睡眠内容をベースに、朝の回復度をパーセンテージ(満点が100%)で示します。3月14日に、全国のKDDI直営店、au Style/auショップ/UQスポット、au Online Shopで発売します。価格は29,800円です。
Smart Recovery Ringは、睡眠/ストレス/活動量のモニタリングに加え、取得した生体データを統合的に分析して毎朝の回復力を示す「リカバリースコア」を表示できるスマートリングです。主な機能は下記の通り。
- リカバリースコア
- 睡眠モニター
- ストレスモニター
- 活動量モニター
- 心拍数
- 血中酸素濃度
- 心拍変動
- 皮膚音
- 女性の健康管理
- パーソナルヘルスケアAI
issinではこれまでも、お風呂上りに乗るだけで健康管理につなげられる「スマートバスマット」や、心拍数と連動したオンラインエクササイズサービス「Smart 5min」など、健康的な生活に役立つ製品を展開してきました。スマートバスマットのユーザー数は2025年3月時点で72,000人を超えたとのこと。今回のSmart Recovery Ringでも“楽しい健康習慣”を実現すべく、ユニークな工夫がなされています。
その1つが専用アプリ。データは全てアプリで確認できますが、Smart Recovery Ringの提供に合わせ、同社は従来スマートバスマット用に提供していたアプリを、同社のマスコット「ウェリー」にネーミング変更しました。新名称となった「ウェリー」アプリ1つで、スマートバスマットとSmart Recovery Ringの両方を管理できるようになっています。
Smart Recovery Ringではマスコットのウェリーも活躍。リングで取得したユーザーのコンディションをウェリーがアプリ上で同じように体験しながら、例えば「10分間の散歩」「自宅で5分運動」など、ユーザーの現状に合わせた最適なアクションを実施します。ウェリーが体験したアクションをユーザー自身も実施すると、ポイントを得られる仕組みも用意されています。
アプリではスマートバスマットで取得した情報も管理できることから、Smart Recovery Ringとスマートバスマットの併用でより包括的な健康状態の把握も可能となります。例えばスマートバスマット(体組成計モデル)では体重やBMI、体脂肪率といった“フィジカル”関連のデータ15項目、Smart Recovery Ringでは睡眠やストレス、心拍数といった“睡眠・ストレス”関連のデータ9項目が測定でき、組み合わせることで24項目をカバーします。
製品はau +1 collection限定販売で、KDDIが提供する健康管理アプリ「auウェルネス」とも連携可能。また、スマートバスマットと同じく、auのデザインケータイ「INFOBAR」とコラボレーションしたデザインも発売予定です。
サイズは幅8mm、厚み2.2mmで、重さは3gと軽量なため、負担にならない装着感も特徴の1つ。サイズ展開はUS 8号~13号ですが、6号/7号は6月20日に発売します。カラー展開はマットブラック、マットシルバーの2色。素材は外側がチタン、内側が合成樹脂で、指に触れる内側部分に各種センサーが内蔵されています。
スマートフォンとの通信はBluetooth 5.1を使用。防水規格はIP68および5ATMに準拠しています。電源は内蔵バッテリーで、連続使用時間は最大7日間。一週間を通して計測できし、フル充電までにかかる時間は約2時間です。
本体価格の29,800円は買い切り価格です。大手デバイスメーカーが手掛けるスマートリングの価格と比べると、例えばSamsung Galaxy Ringが63,690円、Oura Ring 4が349ドル(約51,000円)から、Amazfit Helio Ringが35,800円と、Smart Recovery Ringは比較的買いやすい価格と言えるでしょう。サブスクリプション提供はなく、基本サービスは無料で利用できます。