衣類へプリントできるガーメントプリンター
ここまで見てきたのは家庭用を中心とする小型プリンターを使用するサービスでしたが、エプソン販売は大型の業務向けソリューションも展開しています。
そういった大型機の推し活利用の一例として、衣類へのプリントが可能なガーメントプリンターが展示されていました。
この日展示されていたのは最大254mm×305mmと、A4より少し大きいくらいのサイズまでに対応した「SC-F1050」という機種でしたが、上位機種ではより大きいサイズのプリントにも対応しているとのこと。
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ガーメントプリンター「SC-F1050」。Tシャツがセットされていました
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ガーメントプリンターでプリントしたもの。プリントの所要時間は2~3分、その後にインクを定着させるヒートプレスの工程がやはり1分程度で仕上がります
また「SC-F1050」は、直接布地にプリントするだけでなく、いったんフィルムにプリントし、そこから布地に転写する「Direct to Film」というプリント方法にも対応しています。直接布地にプリントする場合は前身頃/後ろ身頃以外のスペース、たとえば肩口などは形状が複雑なためプリントが難しいそうですが、「Direct to Film」であればそういった場所にも対応できるのだそうです。
UVプリンターはアクスタ作りに大活躍!
そして近年推し活グッズとして大人気のアクリルスタンドを作れるのが、UVプリンターです。エプソンの「SC-V1050」は、アクリル板だけでなく、プラスチックやゴルフボールなどにもプリント可能。小規模なオフィス内などにも設置できるデザイン・サイズ感で、脱臭機能でUVインクの臭いも軽減できるそうです。A4サイズで70mmの厚さまで対応できるということで、大きくて分厚いアクリルスタンドも作れてしまいます。
ちなみにUVプリンターでは、インクの重ね塗りも可能。アクリルスタンドをプリントする際は、アクリルを通してイラストや写真が見られるように、裏面からカラーでイラストや写真を印刷した後、下地になるように白インクを塗り重ねて仕上げていることが多いはずです。ちなみに表面から何度も重ね塗りをすると、油絵の表面のようなテクスチャになります。
1,500種類のグッズが作れるグッズ制作サポートサービス「SUBLIONE」
最後に見せてもらったのが、「SUBLIONE」(サブリワン)というグッズ制作のサポートサービスでした。
SUBLIONEは、プリンターなどの機器の導入から、制作するグッズの素体の購入、機器の使い方から起業コンサルティングまでのサポートをトータルで行うパッケージ。韓国でこのサービスを展開しており、これを日本でも展開しようとしているようです。
グッズ制作には、エプソンの昇華転写プリンターを使用します。昇華転写プリンターは、昇華インクを転写紙にプリントし、その転写紙を最終的にプリントしたい対象物と重ね合わせて熱と圧力を加え、対象物に印刷する印刷方式です。
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エプソンの昇華転写プリンターエントリーモデル「SC-F150」。A4対応で、家庭用のプリンターとくらべて極端にサイズが大きいわけではありません
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プリンターから出力された転写紙と印刷対象を重ね、ヒートプレスで熱と圧力を加え、転写します
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これは円筒状の素材に転写するためのヒートプレス機。素材の形状にあわせたヒートプレス機を利用することで、平面以外にも転写できます
オリジナルグッズの制作を考えている人に魅力的になりそうなのが、1,500種類以上の製品が作れるという素材のバリエーション。加えて、少量の仕入れにも対応するという話でした。日本でのサービス提供はまだこれからという感じのようですが、このサービスを利用することでグッズ制作への参入のハードルが大きく下がるのではと感じました。




