HP「EliteBook 8 / OmniBook」でAI PCを一挙拡大 - ワークステーションも

日本HPは4月11日、都内でメディア向けの製品発表会を実施し、その中でAI PC製品ラインナップの拡大について明らかにした。ノートPC新製品として「HP OmniBook」シリーズと「HP EliteBook 8」シリーズ、デスクトップPCには「HP EliteDesk 8」が展開される。

HP「EliteBook 8 / OmniBook」でAI PCを一挙拡大 - ワークステーションも

いずれもIntel Core Ultra（シリーズ2）やAMD Ryzen AI 3e00シリーズプロセッサを搭載したことで、ディスクリートグライフィックスの搭載如何に依らず高い推論性能を備えた新モデル。今回発表されたHP OmniBook X Flip 14 AI PCは14型サイズで、IntelモデルとAMDモデルを両方展開。HP OmniBook 7 Aero 13 AI PCはこれまで若い世代に受け入れられてきたという「HP Pavilion Aero 13」の後継モデルに当たる製品で、5月以降の出荷を予定する。

「HP Pavilion Aero 13」の後継モデル

加えて、法人向けノートPCの新製品として「HP EliteBook 8」を展開。13.3インチのコンバーチブル型、13.3インチ／14インチ／15.6インチのクラムシェル型をラインナップしており、用途や予算に応じて柔軟に選択可能。さらに法人向け5 年間のLTE通信無制限利用権付きのHP eSIM Connectモデルも用意し、高速で安定したWAN接続もサポートする。

「HP EliteBook 8」シリーズは外装・内部仕様を刷新
HP eSIM Connect対応モデルも

さらに、デスクトップPC「HP EliteDesk 8 Mini G1a Desktop Next Gen AI PC」も7月中旬以降発売予定。HP Endpoint Security Controllerの最新版チップを内蔵したことで、量子コンピューターによるハッキングにも耐性を備えているという。

持ち運びも可能な1リットルサイズ

ワークステーションもノートPC、デスクトップPCともに構成を刷新。ノートPCでは16型、14型を展開予定するほか、タワー型のデスクトップPCでは最大600W出力のNVIDIA RTX PRO 6000 Blackwellの搭載もサポート。再設計されたシャーシの格子構造による排熱口によって、CPUの冷却性能は最大67%向上するという。