デル・テクノロジーズは3月13日、都内で製品発表会を開催し、デスクトップPCとゲーミングノートPC、モニターについて新製品を披露した。既にノートPCは先日開催されており、今回残りの製品について実機がアピールされた形。
冒頭、本社からCSB Online Executiveセールス担当バイスプレジデントを務めるAngela Richter氏が登壇。先日同様に製品ラインアップのリブランドについて概要を説明し、やはり顧客の間では「Dell製であることは認知されていてもブランドはあまり浸透していなかった」と製品シリーズについて言及。幅広い製品ラインナップをわかりやすい製品名で展開しつつ、ECサイトを絶えず改善してショッピング体験の向上を図っていくと話す。
続いて松原 大 氏が登壇してデスクトップPCのスタンダードモデルについて説明。ひさびさに外観を大幅に刷新した点が特徴で、これまでかなりこだわって搭載し続けてきた光学ドライブをスリム・タワー型で省略した点に言及。日本国内ではまだまだ引きのある製品だと話し、コスパ重視の第14世代Core搭載モデルと性能重視のIntel Core Ultra(シリーズ2)搭載モデルをダブルで用意する。タワーモデルではディスクリートグラフィックスもCTOオプションで選択可能だ。
加えて、前回のデスクトップPCに続いてゲーミングノートPCにおける最新モデルも発表。フラッグシップであることを示す「Area-51」を製品名に冠しており、18インチモデルと16インチモデルを展開。GeForce RTX 5080 Laptopを搭載すると18インチでは最大280W、16インチでは240W動作になるため微妙に差が生まれるが、それ以外の下位モデルでは構成における性能差は出ないという。
なお、Alienwareシリーズに採用されてきた「レジェンドデザイン 3.0」は今回「AW30 Design」へと進化した(Alienwareはもうすぐ30周年)。MysteryやMotion、Luminosityといったコンセプトを目指し、宇宙船のような印象から神秘的なデザインへと若干路線変更が行われている。ヒンジを見せず一体感を高めた外観や本体塗装、ファンを見せる底面ガラスなどに工夫がみられている。
続いてエヌビディア合同会社から澤井 理紀氏が登壇。デル新製品に採用されたGeForce RTX 50シリーズについて説明し、性能面に加えて効率の向上でも新世代のMax-Q搭載が寄与したと話した。
デル・テクノロジーズからは江上 千沙氏も登壇。PCシリーズ同様にわかりにくかった製品ラインナップを整理しており、Dell、Dell Plus、Alienwareから新製品を展開。保守的で一般的な仕様が多かったデルの一般向けモニターにおいて、珍しく4K QD-OLEDパネル採用で攻めた製品を用意する。