Appleは3月4日、M3チップを搭載した新型「iPad Air」を発表した。すでに注文受付を開始しており、発売日は3月12日である。

M3搭載iPad Airは11インチと13インチの2サイズ展開で、価格は98,800円から。カラーバリエーションはブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色で、ストレージ構成は128GB、256GB、512GB、1TBが用意されている。Apple Intelligenceに対応し、Apple Pencil ProおよびApple Pencil(USB-C)を利用可能。また、新型iPad AirとともにMagic Keyboardもアップデートされた。

Appleによると、A14 Bionic搭載のiPad Air(Apple Intelligence非対応)との比較で、M3搭載iPad Airは最大3.5倍高速である。また、M1搭載iPad Airと比べて「2倍近く高速」としており、ユーザーの間では同社がM2搭載モデルではなくM1搭載モデルと比較していることも注目を集めている。

ディスプレイは「Liquid Retina」を採用。11インチモデルの解像度は2,360×1,640ピクセル(264ppi)、13インチモデルは2,732×2,048ピクセル(264ppi)。P3の広色域をサポートするが、ProMotionテクノロジーには対応していない。

カメラは、背面に12メガピクセルの広角カメラ、前面に12メガピクセルのセンターフレーム対応カメラ(横向き)を搭載。オーディオ面ではステレオスピーカーとデュアルマイクを備える。生体認証はTouch IDを採用。接続端子としてUSB-Cを搭載する。ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(802.11ax)およびBluetooth 5.3に対応する。

本体サイズは、11インチモデルが247.6x178.5x6.1mmで、重量は460g(Wi-Fiモデル、Wi-Fi + Cellularモデル)。13インチモデルは、280.6x214.9x6.1mmで、重量は616g(Wi-Fiモデル)/ 617g(Wi-Fi + Cellularモデル)。

新型のMagic Keyboardは、より大きいガラス製のトラックパッド、14のファンクションキー列を装備する。ヒンジ部に充電用のUSB-Cコネクタを備え、iPad Air本体のUSB-C端子は各種周辺機器との接続に利用できる。カラーはホワイト。価格は11インチモデル用(M3/M2/第5世代/第4世代)が46,800円、13インチモデル用(M3/M2)が49,800円。