コンパクトボディで一定の支持を集めていた「iPhone SE」。第3世代まで続きましたが、その後継として2025年2月「iPhone 16e」が発売されました。GPUコアが1基少ないけれど、SoCには他のiPhone 16シリーズと同じ最新の「A18」を搭載、AI機能のApple Intelligenceにも対応しています。ディスプレイサイズが6.1インチに拡大、SEならではの凝縮感は薄くなったものの、画面の見やすさは向上しています。

そのiPhone 16eで気になるのは、リアカメラが1基しか搭載されていないこと。スマートフォンのカメラはいまどき2眼、3眼が当たり前、シングルカメラはむしろ少数派です。写真/ビデオを撮るときはカメラ専用機を使うから問題なし、QRコードの読み取りなど実用性さえ確保できればOK、というユーザ以外は気になるところでしょう。

iPhone 16eのカメラは、4,800万ピクセルの解像度を持つセンサーで2,400万または1,200万画素の写真を撮影できます。倍率は等倍と光学2倍相当の2in1タイプ、2倍ズーム時にはコンピュテーショナルフォトグラフィ(SoCの演算能力を活用した画像処理技術)によって精細感を出す仕組みです。ちょっとしたスナップショットには問題ないどころか、写りのよさを実感できるはずです。

ただし、超広角カメラがないため写る範囲(画角)が狭く、動画のマクロ撮影には対応しません。ポートレートモードでの撮影も可能ですが、シングルカメラのため擬似的な処理となり、被写体が人物のときに限られます。複数のカメラや光センシング技術(LiDAR)で被写体深度を測る他のiPhoneとは異なり、背景をボカすことはできません。これらの点が気になるのであれば、iPhone 16/Proなど他のモデルを選ぶほうが無難でしょう。

  • iPhone 16eのカメラは他のiPhoneとどう違う?