Insta360が、スマートフォン用ジンバルの新製品「Insta360 Flow 2 Pro」を発表した。2024年7月に発売した「Insta360 Flow Pro」の改良版。本体構造やデザインを一新して内蔵三脚や折りたたみ機構の使い勝手を高めたほか、クレーンを用いたような撮影ができるフリーティルトモードを新たに追加した。スマートフォンを簡単に脱着できる磁気マウントは構造を改良し、ふだんはスマホスタンドやスマホリングとして使えるようにした。ワンオペでも見栄えのする動画を撮影したいと考えるクリエイターやファミリー層に売り込む。

価格は、一般的なアクセサリーが付属する通常版が21,900円、磁気スマートフォンマウントなどが付属するクリエイターキットが26,900円、バックパックマウントなどが付属するVlogキットが28,200円。すでに販売中。

  • スマートフォン用ジンバルの新製品「Insta360 Flow 2 Pro」。シリーズで初めて本体のデザインや構造を見直し、使い勝手や機能を高めた

手持ちのスマートフォンを取り付ければ、揺れや傾きを補正してなめらかな撮影ができるジンバル。Insta360 Flow Proからデザインを一新し、引き出して使える内蔵三脚を頑丈な構造にしたほか、持ち手を長くしてしっかり保持できるようにした。

  • 上部のジンバル部に手持ちのスマホを取り付けて使う。写真はサミット・ホワイトモデル

  • 底面の引き出し式ミニ三脚は構造を改良し、安定性を高めた。写真はストーングレイモデル

  • 本体に小型のLEDライトを装着でき、顔を明るく照らして自撮りできる

本体を専用のポジションに切り替えることで、新たにフリーティルトモードでの撮影が可能になった。ジンバルの可動範囲が広がり、クレーンを用いたような撮影が可能になる。

  • ジンバル部を動かすとフリーティルトモードに切り替えられる。通常の状態と比べてジンバルの可動範囲が広がる

  • フリーティルトモードを利用すると、ローポジションからクレーンを用いたような撮影が可能

アップルのDockKitに対応し、専用アプリ以外でも被写体をとらえ続ける撮影が可能。Insta360アプリでは、さらに強力な被写体追従機能「ディープトラック4.0」が利用できる。遠くにいる被写体を追従しながら自動でデジタルズームする「アクティブズームトラッキング】機能も備える。人物を画角の特定の場所に配置するようフレーミングする「プロフレーミンググリッド」機能も追加した。

  • MagSafe搭載iPhoneで利用できる磁気スマートフォンマウントは構造を改良し、ふだんスマホスタンドやスマホリングとして使えるようにした

  • リュックのストラップに固定するためのバックパックマウントもオプションで用意する

  • ジンバルの背面に丸い自撮り用ミラーを新たに搭載した

  • 本体には伸縮式のアームを内蔵。手のジェスチャー操作で撮影や停止ができる