サードウェーブは、2024年9月26日から9月29日まで幕張メッセで行われる「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」に出展予定のGALLERIAブース内にて、ビジネスデイ限定で、ゲーム開発デモンストレーションコーナーを設置する。
デモンストレーションは、Edge-AIとLocal-LLM AIを用いた2種類を実施する。
Edge-AIでは、キャラクターのプロファイル、歴史、性格特性などの情報をAIデータベースとして作成し、それをローカルLLM(大規模言語モデル)に適切なデータセットにすることで、キャラクターの個性に基づいた音声出力を実現する。また、RAG(Retrieval-Augmented Generation)やプロンプトチェーンを活用することで、よりリアルで一貫性のあるキャラクター表現が実現できるという。
Local-LLMでは、ゲームシナリオの自動生成に焦点を当て、精緻に構築されたプロンプトチェーンとRAGを組み合わせたCoT技術(Chain of Thought)を活用。三幕構造のゲームシーンを自動的に生成する。このアプローチの特徴は、RAGとファインチューニングを通じて、ゲームの時代背景や文化に合わせたローカルLLMをトレーニングすること。例えば、平安時代の出来事や明治中期の言葉遣いなど、特定の文化に基づく背景知識を反映したCulture LLMを使うことで、時代の雰囲気を持つ作品を生成するという。
9月27日10時30分からは、「AI技術の新たな可能性を探るデモンストレーション」と題したセミナーをブース内ステージにて実施予定だ。