コーレルは9月11日、MacでWindowsやLinuxが動かせる仮想化ソフトウエアの最新版「Parallels Desktop 20 for Mac」を発表した。Macの最新OS「macOS Sequoia」に対応したほか、この秋に登場するWindows 11の最新バージョン「Windows 11 24H2」にも対応した。AIを活用したアプリケーション開発の効率化を図る「Parallels AI パッケージ」も新たに追加した。
「WindowsをMacで実行」というキャッチコピーを前面に押し出す仮想化ソフトウエア。基本的な性能はバージョン19と変わらず、Mac側とWindows側のそれぞれ最新OSに対応した。Parallels AI パッケージの追加が新要素となるが、こちらは開発者向けとなる。
macOSとWindowsは同時に動いているのでスワイプ操作で簡単に切り替えられるほか、macOSの画面にWindowsアプリをウインドウ状態で表示するCoherenceにも対応する。Mac側の対応CPUは、Appleシリコン(M1/M2/M3チップ)、Intel Core i5、Core i7、Core i9 または Xeon プロセッサー。
Parallels Desktop 20のおもなラインナップと価格は以下の通りで、すでに販売を開始している。
オンラインストア
Parallels Desktop 20 for Mac Standard
新規および更新サブスクリプション:10,400円/年
新規永続ライセンス:12,700円
旧バージョンの永続ライセンスから永続ライセンスへのアップグレード:7,200円Parallels Desktop for Mac Pro Edition
新規および更新サブスクリプション:11,700円/年
任意のエディションからのアップグレード:7,200円/年(初回分のみ)
店頭販売
- Parallels Desktop 20 for Mac 通常版:14,000円(新規永続ライセンス)
- Parallels Desktop for Mac Pro Edition:12,900円/年(新規および更新サブスクリプション)