DJIは9月5日、自撮りやVlog撮影に向いた個人向けの小型軽量ドローン「DJI Neo」を発表した。ドローンのボタンを押して飛行モードを選ぶだけで、自動で人物の周囲を周回して自撮り動画を撮影するなど、難しい操作の必要なく手軽に使えるのが特徴。標準でプロペラを囲うプロペラガードを備え、安全性も高めた。

価格は、ベースモデルが33,000円、送信機や充電ハブなど付属品が充実したFly Moreコンボが57,200円。9月5日より販売を開始した。

  • 自撮りやVlog撮影に向いた個人向けの小型軽量ドローン「DJI Neo」をDJIが発表。製品のキャラクター的には「HOVERAir X1 Smart」とよく似ている

壮大な空撮ではなく、身近な自撮り用に特化した個人向けのドローン。機体重量は135gで100gを超えているため、日本で飛行する際は機体登録が必要になる。標準でフルカバータイプのプロペラガードを搭載しており、安全性を高めている。

  • 角の少ない流れるようなデザインを採用。カメラは1軸のジンバルを備える

  • プロペラガードや太いフレームを備え、安全性に配慮した設計としている

  • 底面にバッテリーを搭載する

特徴が、ボタンを押すだけで自動で飛行や撮影ができること。AIを用いた被写体認識&追尾機能を搭載しており、人物を中央に配置した状態でドローンが特定のパターンで自動飛行して動画を撮影する。離発着は手のひらからできる。自動飛行のほかに、スマホアプリや送信機、FPV送信機を用いた操作も可能。

  • カメラの後方にあるボタンで自動飛行モードが切り替えられる

  • 後部のボタンを押せば、指定した飛行モードで自動飛行や自動撮影が始まる

  • 離陸や着陸は手のひらからできる

  • 専用のスマホアプリを使っての自撮りも可能

  • 本格ドローンと同様に送信機を用いての飛行も可能

  • FPVドローンのようなゴーグル+送信機を用いた操縦もできる

スマホアプリと連携させると、スマホの内蔵マイクで音声を録音できる。別売のDJI Mic 2の接続も可能。どちらの場合も、スマホアプリでプロペラノイズを低減する機能を持つ。

センサーは1/2インチの1200万画素で、4K/30fpsの動画撮影が可能。22GBのストレージを内蔵し、最大40分間の4K/30fps動画が記録できる。microSDカードは追加できない。満充電時の最大飛行時間は約18分。