標準装備のカレンダーアプリでイベントを作成したけれど、目的地までの移動時間が表示されないのですね? 初期設定で移動時間はオフに設定されているため、表示されなくても問題はありませんが、不慣れな土地での用事であれば表示してほしいところですよね。

イベント名に添える形で表示される移動時間は、手動で入力するか自動計算するかのどちらかです。手動の場合は6つの選択肢(5分、15分、30分、1時間、1時間30分、2時間)の中から選ぶ形ですが、自動計算の場合は目的地の住所を入力する必要があります。するとiPhoneが現在地から目的地までの移動時間を計算し、自動的に表示してくれるのです。

移動時間は自動車や自転車、徒歩、電車など、適した移動手段を用いる前提で自動計算されます。マップアプリのルート案内ほど高機能ではなく、経由地を追加したり有料道路を避ける設定にしたりはできませんが、およその所要時間を知るにはじゅうぶん役立ちます。

目的地と出発地の住所は厳格なものである必要はなく、「◯◯市△△町」程度のおおまかなもので構いません。「東京駅」や「羽田空港」などランドマーク的施設でもOK、イベント作成時に場所の候補として表示されたものの中から選べば、移動時間が瞬時に計算されます。

なお、移動時間を設定しておくと、イベントを通知するタイミングは移動時間を考慮したものに変わります。余裕を持って行動するためにも、移動を伴う重要なイベントには設定しておいたほうが安心ですよ。

  • 目的地までの移動時間を表示するには