画面の見たままを画像ファイルとして保存する「スクリーンショット」は、パソコン/スマートフォンの基本操作のひとつ。iPhoneの場合、サイドボタンと音量アップボタンを同時に押せば、そのとき画面に映っている内容がPNGファイルとしてフォトライブラリに保存されます。
いろいろな場面でスクリーンショットを撮影していると、ファイルサイズがまちまちなことに気付くはず。理由はシンプル、画面の情報は完全オリジナルの状態に復元できる可逆圧縮方式で保存されるからです。単色で塗りつぶされている領域は圧縮効果でサイズが小さくなるものの、非可逆圧縮方式のJPEGと比べ効果は低く、風景/人物写真などピクセルごとに色が異なる被写体が映り込んでいる場合はファイルサイズが大きくなりがちです。
つまり、対象が設定アプリのように背景がシンプルな場合はファイルサイズが小さめで、美麗グラフィックが売りのゲームアプリの場合はファイルサイズが大きめになります。ホーム画面の壁紙やメモアプリの背景など、一見単色に見えても微妙な色の変化があることも少なくないので、ファイルサイズが気になる場合はスクリーンショット撮影後に確認しましょう。
PNGフォーマットにはこだわらない、とにかくファイルサイズが小さいほうがいいという場合は、45度回転させるなど写真アプリの編集機能でなんらかの変更をくわえてから他のiPhoneやMacへAirDropしましょう。変更がくわえられたスクリーンショットはJPEGで保存されているので、PNGフォーマットの数分の1のファイルサイズになりますよ。
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単色部分が多い「スクショ」はファイルサイズが小さいものの、風景/人物写真を含む場合はファイルサイズが大きくなります
